地元4局がタッグを組み「静岡を元気に」。
女子アナらが熱い思いを知事にアピール
2015/03/03
静岡県の民放4局(静岡第一テレビ、静岡朝日テレビ、静岡放送、テレビ静岡)による合同キャンペーン「しずおかwktkプロジェクト」が3月2日、始動した。人口減少や企業撤退が深刻な課題となっている同県を元気にしたいと地元4局が系列を超えて企画したもの。キャッチフレーズは、同県民があやまる場面でなくても「すいません」という言葉を多用することから「すいません m(_ _)m静岡県です。」とした。親近感のある言葉と共に県内外に静岡の魅力を伝え、観光客増加や移住・定住の促進につなげたい考えだ。4局の女子アナウンサーによって期間限定で結成された広報グループ「4siz(フォーシズ)」、新たに開発された応援キャラクター「ふじたん」の他、同県御殿場市出身のお笑いコンビ「トータルテンボス」もプロジェクト応援団として盛り上げを図っていく。
キャンペーン初日には、4局の社長をはじめ、富士山をイメージしたユニホーム姿の4siz、トータルテンボスが県庁の川勝平太知事を表敬訪問。系列を超えた4局合同企画という全国でもまれな同キャンペーンの趣旨を説明するとともに、活動への意欲を表明した。川勝知事は「静岡県は景色がきれい、食べ物がおいしい、人もいい。そして富士山など世界水準の資産がある。自信を持っている」と述べ、同キャンペーンに期待感を示した。
同キャンペーンは今年12月末まで実施。4局それぞれの企画もあり、静岡第一テレビは、まるで「すいません」「ごめんね」と謝っているようなネコの写真・動画、静岡朝日テレビが「どこか愛嬌があって憎めない、私のしょんない自慢写真」を募集。静岡放送は同局で気象予報士を務める比連崎(ひれざき)実さんが企業や学校に仮入社・仮入部して自慢の技やエピソードを公開、テレビ静岡は同県をネタにした川柳を募集していく。3月2日に公開されたウェブサイトでは、ふじたんが登場するCMや各局の取り組み、4sizの活動を紹介している。