同日、東京・千代田区のホテルニューオータニで行われた記者発表会で木村康会長は、64年東京大会において同社が聖火台用のガスと聖火トーチ用の灯油を提供した歴史に触れながら「ガソリンや軽油などの提供で大会運営をサポートする。20年を水素供給のショーケースと位置付け、水素ステーションの拡充など、東京都が掲げるアクションプラン(低炭素で高効率な自立・分散型エネルギー社会を創出する)にも協力したい」と思いを語り、国内最大のENEOSサービスステーションネットワークを拠点に大会ムーブメントを盛り上げていきたいと抱負を述べた。
組織委の森喜朗会長は「同社には、水素エネルギーの供給という大変重要な課題に取り組んでいただくことになる。東京大会をきっかけに、世界が注目する“水素エネルギー社会”の実現に期待している。皆さんと協力しながら大会に向けてがんばりたい」とあいさつ。新国立競技場や選手村での水素エネルギーの活用に期待感を示した。