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一億総活躍社会実現対話

2016/03/01

    政府は2月28日、広く国民と対話することを目的とした「一億総活躍実現対話」を東京・千代田区の中央合同庁舎7号館で行った。

    同対話は一億総活躍社会の実現に向けて全国4 カ所での開催を予定しており、今回は2月27日の仙台に続く2回目の開催。

    安倍晋三首相は冒頭のスピーチで「今日の会は『ニッポン一億総活躍プラン』の策定に向け、幅広い方々と意見交換のため開催するもの。本年は『一億総活躍元年』。日本には高い教育を受け、多くのポテンシャルを秘めた女性や、元気で意欲にあふれ豊かな経験と知恵を持っている高齢者がたくさんいらっしゃる。一億総活躍社会は女性も男性も、お年寄りも若者も、一度失敗を経験した方も、障害や難病のある方も、誰もが活躍できる社会である」と施策についての説明を行った。

    続いて、夢を持って仕事に臨む若者や高齢者、障害者、保育・福祉関係者などさまざまな職場で働く12人の一般参加者が登壇し、の加藤勝信一億総活躍担当相が進行役を務め、安倍首相との意見交換を行った。

    安倍首相は、雇用制度をはじめそれぞれの職場の問題点など各参加者の意見や質問に対して個別に回答を行い、最後に「今日はそれぞれの経験から貴重なご意見を伺ったと思う。政策は机上の空論であってはならない。皆さまからいただいた体験に基づくお話をしっかりと生かしていきたい」と締めくくった。