戦火の子どもたちの絵を希望で塗り替える ユニセフとIsobarが協働
2016/06/17
言葉でうまく表現できない幼い子どもたちが抱えるトラウマは、その絵に表れることが多い。戦火のシリアで暮らす子どもたちの絵には、銃口を向けられたり血を流して横たわる人々、破壊された建物などが描かれ、心にもたらされた傷や闇をうかがい知ることができる。
ユニセフと電通イージス・ネットワークのIsobarハンガリーが協働するプロジェクト「PENCIL OF HOPE」のサイトでは、スクリーン上に表示される子どもたちが惨状を描いたモノクロの絵に、指やマウスなどを使って青色で上書きして、希望や喜びに満ちたものに変えることができる。http://www.unicef-remenyrajzai.hu/en
絵はSNSでシェアできる他、ブランケットやノートなどの実用品にも印刷され、難民キャンプなどで暮らす子どもたちに配られる。トラウマを抱えた子どもたちに、その未来に希望があることを伝えるために。
![Pencil of Hope](https://assets.dentsu-ho.com/uploads/ckeditor/pictures/19613/content_index.png)
![Pencil of Hope](https://assets.dentsu-ho.com/uploads/ckeditor/pictures/19614/content_index2.png)
アレッポに暮らす6歳のOlaちゃんの絵(上)と、青色で上書きされた作品(下)。青はユニセフのテーマカラー。Olaちゃんはいつも友達と屋根の上で遊んでいたという