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プレミアムフライデー 

経済界は「ボッチャ」で盛り上がる

2017/08/01

      経団連とオリンピック・パラリンピック等経済界協議会は7月28日、東京・千代田区のOOTEMORIで企業対抗ボッチャ大会「プレミアム ボッチャ フライデー」(後援=東京都、東京商工会議所、プレミアムフライデー推進協議会)を開催した。
      同イベントは、6回目を迎える「プレミアムフライデー」と、パラリンピック正式種目「ボッチャ」の同時訴求を目的としたもの。同協議会の呼び掛けで、大会に参加表明をした企業チームは37に上がり、当日は予選を勝ち抜いた16チームと主催者側の4チームが頂点を目指して火花を散らした。
      リオパラリンピックで日本チームが銀メダルを獲得したことで注目を集めた「ボッチャ」は、白い目標球(ジャックボール)を目がけて赤・青色のボールを投げ、いかに相手チームより近づけるのかを競う。今大会は、基本的に競技規則に準じながら一部特別なルールが適用され、試合も会場の広さに合わせたコートで行われた。

      本戦は、当日の予選を勝ち抜いた8チームと、「経団連」「東京商工会議所」「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会」「東京都」の4チームが加わった12社が争い、その後「東商」「朝日新聞」「凸版印刷」の3チームで決勝戦が行われた。“ミラクル投球”も炸裂する中、見事37社の頂点に立ったのは「凸版印刷」。大きな歓声と拍手、そして表彰状が贈られた。

      経団連副会長でプレミアムフライデー推進協議会の石塚邦雄氏は「プレミアムフライデーの意義の一つに、新しいことに挑戦することとある」と話し、「いろんなことにチャレンジする日にしてほしい。今日はボッチャというスポーツを皆さんに知ってもらい、新しいプレミアムフライデーの姿を目にしていただいたのではないか」と述べた。次回大会の開催は未定だが、2020年に向けて今後も継続する考えだ。

      会場には、リオパラリンピックでボッチャ日本代表の主将を務めた杉村英孝選手も駆けつけ、エキシビションで銀メダリストの腕前を披露した。杉村選手が投げるボールが、宣言通りのポジションに置かれると「おお!、すごい!」などの称賛の声が次々と上がった。杉村選手は「リオ大会以降、ボッチャの盛り上がりがすごい。選手としてうれしい」と喜び、「ボッチャはパラスポーツですが、障がいの有無、大人子ども関係なくできるのが大きな魅力。2020年に向けて国民的スポーツになってほしい」と期待を込めた。