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東京パラリンピック
マラソンコースが決定

2019/04/10

    東京2020組織委は4月8日、東京パラリンピックのマラソン(20年9月6日開催)のコースを発表した。国際パラ陸上競技連盟(WPA)の承認を得て決定したもの。
    コースは、東京オリンピックのコースと同様、新国立競技場をスタート・フィニッシュとして、浅草雷門、日本橋、銀座、増上寺、東京タワー、皇居外苑など東京の名所を巡る42.195キロのコース。

    パラリンピックのマラソンでは、「T12 男子/女子」(視覚障がい)、「T46 男子」(上肢切断)「T54 男子/女子」(脳性まひ以外の車いす)の種目が行われる。

    パラリンピックのマラソンコース
    ⓒ Tokyo 2020

    WPAのハウジェ・ガオ代表は「パラマラソンは、陸上プログラムの中で注目競技だ。ファンと交流できる素晴らしい機会になると思う。東京の名所を走り、スタジアムに戻るコースは、アスリートにとって特別な経験になる。主催者の尽力に感謝する」とコメントした。

    日本パラ陸上競技連盟の増田明美会長は「選手にとっても、観客にとっても“ザ・東京”を感じる魅力的なコース。ただ選手には、終盤の上り坂が過酷で、特に車いすの選手にとっては過去最高にキツいコースかもしれない。だからこそ、それを乗り越えてスタジアムに戻った時の歓声に感動すると思う」とコメント。

    西田宗城選手(パラマラソン)や、道下美里選手(リオパラリンピック・マラソン銀メダル)は「車いすレースのスピードと駆け引きを沿道で感じてほしい。皆さんの応援が選手の追い風になる」「ブラインドランナーにも走りやすいコース。応援してもらいやすい環境もうれしい。パラリンピックの最終日に、多くの人と感動を共有したい」などと話した。

    公式サイト:
    https://tokyo2020.org/jp/news/notice/20190408-01.html