cci主催「Social Media Week TOKYO」開幕~福島のプレイベントに安部昭恵首相夫人が電話参加
2014/02/18
サイバー・コミュニケーションズ(cci)は2月16日、同社主催「Social Media Week TOKYO」(2月17~21日)のプレイベントとして、「Social Media Week TOKYO 前夜祭@福島」を福島県郡山市の国際アート&デザイン専門学校で開催。テーマは「福島の農業とソーシャル・コミュニケーション」。地元の山口県で自ら稲作を営むなど農業への関心が高い安倍昭恵首相夫人が電話で出演した。トークセッションに参加予定だったが、悪天候による交通事情のためやむなく電話での登場となった。
昭恵氏は「自給自足の時代が来ると予測し、稲作を始めた。昔ながらの農法を大切にし、手で作業するよう努めている」と自らの農業経験を紹介した他、自身のソーシャルメディア活用法にも言及。「福島の農業を応援している。おいしい食材づくりに頑張ってほしい」と福島の農業の未来に期待を示しエールを 送った。
第1部では、新潟大の野中昌法教授が「被災3年、福島農家の最前線」のテーマで講演。東日本大震災後250回以上福島県を訪問した経験を基に、福島で農業の再生に取り組む人々の活動を紹介した。
第2部のトークショーでは、初めに、郡山ブランド野菜協議会の鈴木清美氏が、甘くて野菜嫌いの子どもでも食べられる「御前人参」など郡山ブランド野菜について説明した。
野中氏とフリーアナウンサーの堀潤氏が加わり、ソーシャルメディアを活用した情報共有の可能性などについて意見を交わした。進行役は、『現代ビジネス』編集長の瀬尾傑氏が務めた。
「Social Media Week」は、「The Future of Now:Always On, Always Connected.」(今まで考えたこともないほどに「繋がる」時代に世界は変わってしまったのだ)をテーマに世界8都市で開催される。うち今回の「Social Media Week TOKYO」は日本におけるホストパートナーのcciが主催するもの。5日間の会期中、都内4カ所で約40セッションの討議やハッカソン(※)を行い、政治・文化・エンターテインメント・教育・マーケティングなどについて、ソーシャルメディアがもたらす社会トレンドや未来を探る。
※ハッカソン(Hackathon)=プログラマーらが集まり短期間で共同開発を行うイベント