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フランス発★ ジャーナリストが選ぶ広告賞「エピカアワード」で電通が金賞、記念講演を実施

2014/02/19


      世界の主だった広告業界誌のジャーナリストが選ぶ広告賞、2013年「エピカアワード」の授賞式が1月、インド・デリー近郊の新興都市グルガオンで行われた。同アワードは1987年に創設、事務局をフランスに置く。クリエーターではなく広告ジャーナリストが評価する点が特徴で、今回は34カ国41誌から審査員を迎えた。欧州と中東、アフリカの作品に限定してきたが、12年から対象をグローバルに広げた。

       

      電通のアートディレクターでグラフィックデザイナーの八木秀人氏が手掛けた、ステッドラー日本のマルスルモグラフ「The Ultimate Pencil」がイラストレーション部門で金賞を受賞。同作品は鉛筆だけで制作した綿密画だ。

       

       

      八木氏は授賞式に先立つカンファレンスで、「Creating Positive Change」(人をプラスに変えるために)と題して記念講演を行い、「オリエンテーションに対しては受動的な態度ではなく、世の中に必要とされるアイデ アを提案し形にしていく姿勢が重要」と強調。その際、鍵となる要素として「Emotion」「Dream」「Movement」「Beauty」 「Fun」「Excitement」「Passion」の七つを挙げ、「これらを広告に加えることで、見た人の気持ちをポジティブにしていきたい」と語っ た。

       
      受賞セレモニーはグルガオンの「キングダム・オブ・ドリームズ」で賑やかに行われた