民放連ラジオ委員会が新キャンペーン「ラジオになりたい。」発表
2014/02/28
日本民間放送連盟(民放連)ラジオ委員会と全国民放ラジオ100局は2月26日、新キャンペーン「ラジオになりたい。」(wanna be radio)を「民放ラジオの日」である3月3日から開始すると発表した。
ラジオになりたい。」は、主に若年層を中心とした普段ラジオを聴かない人を対象に、ラジオについて考えるきっかけをつくる啓発キャンペーン。ラジオ親善大使を務める佐藤美希さん(ホリプロスカウトキャラバン2013グランプリ)がメッセージソングを歌うプロモーションムービーを民放ラジオの共通ウェブサイト(radioweb.jp)などで3月3日から公開する。佐藤さんが登場するポスターと動画は、クリエイティブディレクターの箭内道彦氏がプロデューサーを務めた。
同委員会はこれまでも、ラジオの存在を訴えるため、2006年度に3月3日を民放ラジオの日に制定。民放ラジオ統一キャンペーンとして「ラジオがやってくる!」を実施し、全国の民放ラジオ100局が地元の学校を訪問した様子を放送している。
発表会では、三木昭博民放連ラジオ委員長(文化放送社長)が「ラジオの持つ潜在的な力をアピールする“ラジオ再価値化プロジェクト”を2013年に開始した。番組情報の提供など若い人に向けて発信していきたい」とあいさつした。
聴取習慣拡大・広報戦略部会長の大石幼一氏(CBCラジオ会長)は「キャンペーンを点で終わらせるのではなく、線から面に広げていきたい」と意気込みを述べた。
箭内氏は「聴く人と話す人の距離が近いラジオが大好きだ。ラジオの持つ想像させる力に魅力を感じる」と語り、佐藤さんは「3月3日の民放ラジオの日をチャンスに、自分と同世代の若い人が聴いて、言葉や音楽が伝える感動や共感に気付いてもらいたい。今回のポスターや動画を通じて、多くの人にラジオを考えるきっかけになってくれたらうれしい」と呼び掛けた。