害獣から梨を守る!LIVEカメラ監視員求む!
2025/08/27

「寝たいけど寝られない時間」を、自分や誰かのための価値ある時間に変える睡眠プロジェクト「ねれないス」が、寝られない時間を利用して梨を守る害獣監視員を募集している。
「ねれないス」とは、電通のクリエイティブ部門の有志メンバーが立ち上げた睡眠プロジェクトで、「寝るまでの時間を、ナイスにしよう」というコンセプトをもとに、寝られない時間を価値に変える活動をしている。寝られない時間をただ過ごすのではなく、社会貢献活動などの誰かのためになることや、資格取得などの自分のためになるコンテンツの提供を行っている。

そのひとつとして行っているのが「害獣監視員」プロジェクト。神奈川県藤沢市を実証実験の場として、田畑を荒らすタヌキやネズミなどの害獣を監視し、農作物を守る取り組みだ。害獣が活動する夜中に、田畑に設置されたLIVEカメラを使って、不特定多数の寝られない人たちで監視。害獣を発見したらシステムに通報し田畑にアラームを鳴らし、害獣を追い払うという仕組み。まさに“監視員”の役割を、寝るまでの時間を使って誰でも簡単に布団の中からできるのだ。


去年の9月にスタートし、3回目となる今回は藤沢市の梨農園の監視員を募集している。プロジェクトリーダーである電通の丸橋佳寿子氏は「監視員といっても、特別な登録は必要ありません。YouTubeで公開されているLIVE映像を見られる時だけ、ぼーっと見て監視。害獣が現れたら、特定の電話番号に通報してアラームを鳴らし、害獣を追い払うという仕組みなので誰でも気軽に参加できます。寝られない夜に、ぜひ一度気軽に見に来てください!」と、その手軽さの魅力を語る。

このプロジェクトに参加している藤沢市の梨農園を営む佐藤氏は「害獣の被害に困っている農家は多い。夜中にどこからどんな害獣が入ってくるのか把握できること、現れた瞬間にアラーム音で追い払えるのは助かる。今後、この取り組みがうまくいって他の農園にも広がっていってほしい」とコメントを寄せている。
■LIVEカメラはこちらから(登録なし・無料)
https://www.youtube.com/watch?v=avV2CSU8xko
■ねれないス公式X
https://x.com/nerenice0903
LIVE配信期間:現在配信中。梨の収穫が終わる9月末までを予定。
「ねれないス」は今後も、寝るまでの時間をうまく活用することで、睡眠が大切だとわかっていてもなかなか寝られない人のストレスを和らげ、「今日は少しだけ、いいことをしたな」という気持ちで1日を終えられるコンテンツ提供を目指している。

「ねれないス」のその他のコンテンツ:
ユニーク資格案内
なかなか寝られない時間を自己研さんにあてるためのユニークな検定を紹介。「いぬ検定」や「世界遺産検定」など。ねれないス公式Xで展開中。