放送コンテンツの海外展開事業
JKT48がレポーターを務める番組も決定
2014/11/17
三菱総合研究所(MRI)と放送コンテンツ海外展開促進機構(BEAJ:Broadcast Program Export Association of Japan)、重村一運営委員長(日本民間放送連盟 コンテンツ海外展開特別部会長)は11月11日、平成26年度 総務省「地上波テレビジョンを活用した放送コンテンツの海外展開に関するモデル事業の運営の請負」の一環として、アジア地域で実施することを選択した企画の発表会を、東京・千代田区のアーバンネット大手町ビルで行った。
岡理事長 |
同事業は、日本の放送コンテンツを東南アジア6カ国(フィリピン、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマー)で継続的に発信することで、「日本ファン」の拡大を図り、幅広い波及効果を生み出すモデルを構築。今後、コンテンツの海外展開についての民間の取り組みを促進することを目的にしている。対象国で地上波テレビの放送枠を確保し、現地ニーズに合ったコンテンツを供給もしくは共同制作して放送する。
今年7月に6カ国を対象にした10企画(番組)を採択。企画ごとに日本のキー局や商社、広告代理店などが担当社で、日本の伝統・文化や旅、食などさまざまな情報を発信する番組を提供。来年3月までに各国で放送される。
BEAJの岡素之理事長(住友商事 相談役)は「われわれの目的は、同事業を通じてクールジャパン、ビジットジャパンなど日本の国家戦略実現に貢献することだ。今後、同プロジェクトを継続、かつ拡大していきたい」とあいさつした。
高市早苗総務相は「政府は官民連携の下、放送コンテンツの国際展開について取り組みを強化している。総務省は関係省庁やBEAJとともに同事業を促進していく」と語った。
左からマリアさん、アヤナさん、高市総務相、山口俊一内閣府特命担当大臣、キナルさん、リディアさん |
インドネシアでは、電通、テレビ東京、地方局が担当社の「YOKOSO JKT48」が放送される。AKB48初の国外姉妹グループであるJKT48のメンバーが、日本各地を訪ね、日本のさまざまな魅力を発信する旅・情報番組で、同国の地上波局・ANTVと共同制作する。
ステージには同番組のロケで来日中のメンバー4人が登場した。4人は他のメンバーが収録で体験した「わんこそば」や「津軽三味線」の土産話を披露。これからロケで訪れる大阪や広島、愛媛などを楽しみにしていると満面の笑顔で語り、会場を和ませた。
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