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コカ・コーラとオリンピック

中学生と“ゆるスポーツ”

2015/12/24

    日本コカ・コーラは、日本オリンピック委員会(JOC)と東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とともに、アスリートの応援と2020年東京オリンピックを盛り上げるため、プロジェクト「Olympic Moves(オリンピックムーブス)」を共同で実施している。

    同プロジェクトは、国際オリンピック委員会(IOC)のトップスポンサーとして約90年の歴史を持つザ・コカ・コーラカンパニーが“スポーツに親しみ運動する機会をつくることで、活動的で健康的なライフスタイルを支援する”CSR活動「Active Healthy Living(アクティブヘルシーリビング)」の一環で、若者の運動不足解消を目的に、IOCと共同で展開するグローバルプログラムだ。

    プロジェクトでは、日本の中学生世代において毎日部活動をする生徒と、部に所属しない生徒の運動習慣や体力の差が課題となっている中、全ての中学生に対して、健康的に体を動かす機会の創出を目指している。

    12月19日、都内では初開催となる「オリンピックムーブス」が東京・東久留米市の市立南中学校で開催された。同校は東京都のオリンピック・パラリンピック教育推進校の一つ。イベントには同校の生徒約250人とともに、組織委の室伏広冶スポーツディレクターやパラリンピック競泳のメダリスト木村敬一選手、日本体育大バドミントン部所属の3選手が参加した。室伏氏は「スポーツをやる目的はさまざまだが、今日の競技は少し変わったスポーツ。チームで協力して、一つの目標を達成する喜びを感じましょう」とあいさつした。

    生徒たちがチャレンジしたのは、「バブルサッカー」「イモムシラグビー」「ベビーバスケットボール」「スピードリフティング」「100cm走」のオリンピック競技からヒントを得た5種目で、運動能力やスキル、人種・言語を超えて誰もが楽しめる“ゆるスポーツ”だ。

    当初は戸惑いも見られた生徒たちも慣れるにしたがって元気になり、会場は終日、笑顔と歓声に包まれた。

    会場で行われた記者会見で、日本コカ・コーラ マーケティング&ニュービジネス部門のカリル・ヨウンス副社長は「同プロジェクトは2003年にオランダで始まった。その後ベルギーや韓国に広がり、日本でも独自のスタイルで実施されるようになった。世界的には12~19歳が対象だが、日本では特に中学生に焦点を当てている。第1回は11月に福島県相馬郡の新地町立尚英中学で開催した。2020年以降もこの取り組みをレガシーとして継承し、日本をより良い国にすることに寄与したい」と思いを語った。組織委の武藤敏郎事務総長は「皆さんの競技を見て、私もやってみたいと思った。ぜひこのようなスポーツが全国に広がってほしい。2020年大会に向かう重要なタイミングで、意義のあるプロジェクトをスタートしてもらい、大変に感謝している」とあいさつした。

     

    福島県での「オリンピックムーブス」の様子:

    http://www.cocacola.co.jp/pacblog/olympic-moves-fukushima

    世界ゆるスポーツ協会:http://yurusports.com/