鈴廣かまぼこは9月22日、鈴廣かまぼこの里(神奈川県・小田原市)内のかまぼこ博物館2階に「かまぼこ板絵美術館」をオープンした。今回で16回を数える「かまぼこ板絵国際コンクール小さな美術展」歴代の入賞作品を展示している。
この美術館は、かまぼこ板をキャンバスに絵を描く「かまぼこ板絵」という小さなアートを飾るミニチュアの美術館だ。「かまぼこ板絵」の前にはミニチュアの人形が置かれ、人が作品を眺めているようなシーンがつくり出されている。また同美術館建物の構造部分などにもかまぼこ板を使用している。
鑑賞中のミニチュアの人形は思い思いのポーズをとっている。人形になった気分で、このアートを楽しんでみるのも一興だ。捨ててしまえばごみになるかまぼこ板。アートの楽しさだけでなく、ものを大切にする心も一緒に感じてもらいたいと同社は考えている。