長い俳優生活で多くの教師役を務めてきた武田さんは、出身地や家族の話を紹介しながら玄人はだしの特別授業を行い、「家族」や「知」などの漢字に込められた意味を解説。
「母親からどんな影響を受けたか」という質問に対しても「『人に本当のことばかり言うな。世の中は本当のことほどつまらないことはない。その本当のことをどれくらい飾り付けておもしろく語るかが、生きているということだ』という母の言葉が心に残っている」と真摯に回答した。
武田さんは、受験生が「大学合格」の文字を書き込んだ絵馬に大きな花丸をつけ、「『おめでとうございます』を先に言っておきましょう。めでたいことを目指すときは、先に『おめでとう』を言うことで運命全体がめでたい方向に動くようになる」と合格祈願を行い、受験生一人一人に言葉をかけながら「赤いきつね」を手渡した。