“泣けるVR”映画「交際記念日」試写会で主演の武田玲奈さんらがトーク
2017/04/21
VR映画「交際記念日」が、5月1日から「VR THEATER」を導入している全国のネットカフェ、カラオケ店、アミューズメント施設、ホテルなどで公開される。これに先立つ4月19日、東京・港区のフルーツスタンド「KAJITSU_CLUBカレッタ汐留店」でメディア向け試写会が実施された。
本作は、eje、インターピアが展開するVRコンテンツ視聴体験サービス「VR THEATER」の1周年記念作品として制作された。主演に女優、モデルの武田玲奈さんと俳優の西銘駿さんを起用し、日本初の“泣けるVR”とうたった感動的なラブストーリー。制作は電通ライブが担当した。
物語は、卒業式を間近に控えた高校最後の春が舞台。最新のVR技術により、実際に武田さん演じるヒロイン「沙耶」とデートをしているような臨場感で、高校時代の甘酸っぱい青春の日々を体験できる。
試写会では、武田さんと窪田崇監督によるトークショーが行われた。
『non-no』専属モデルであり、現在はCM、映画、ドラマと女優としても活躍の幅を広げる武田さんは、「VRなので“距離感”を意識した。こんなにカメラに近い距離でお芝居するのは不思議な感覚だった」と語った。
映画、ドラマ、PV、CMなどを数多く手掛けてきた窪田監督は、初めての挑戦となるVR映画について苦労とやりがいを力説。「スタッフが現場にいるとカメラに映ってしまうため、教室のシーンではスタッフは廊下に出てカメラからの映像を無線でモニターした」など、360度撮影ならではのエピソードを披露した。
特に、隠れる場所のない校庭のシーンではスタッフは誰もその場にいることができず、無線で映像を飛ばすこともできなかったため、主演の2人だけを残して監督らはカメラに映らない場所に移動。演技の開始も終了も役者に任せ、2人のタイミングで芝居をしてもらった。
このとき監督は、武田さんらに「終わったら大きい声で伝えてください」と頼んだものの、声が届かない距離だったため、結局役者がスタッフの元に「終わりました」と伝えに来たという。
映画の見所について、窪田監督が「360度だと臨場感が全く違う。“泣ける”ということについても、今までの映像では超えられないところを、超えていけるんじゃないかという可能性を感じてほしい」と述べると、武田さんは「高校生ならではの甘酸っぱさ、切なさがあって、すごくキラキラした映画になっている。ぜひ皆さんも、高校生活を追体験しにVR THEATERに来てほしい」とアピールした。
なお、試写会会場となった「KAJITSU_CLUBカレッタ汐留店」は、北海道産の旬のフルーツを用いたフレッシュジュースやスムージーを提供。また、VRコラボ店舗として「VR THEATER」が併設されており、VRゴーグル「Gear VR」でさまざまなコンテンツを楽しめる。
VR映画「交際記念日」
出演:武田玲奈、西銘駿、高杉瑞穂
監督:窪田 崇
音楽:佐藤悠輔
プロデューサー:東山雅俊/足立光
VR撮影:三代千晶
原作・企画:田中渉
制作:電通ライブ
制作協力:イメージフィールド
VR協力:eje
料金:600円(税込み)
上映時間:15分
※2017年5月1日から、全国の「VR THEATER」取扱い店舗で公開
VR映画「交際記念日」公式サイト:http://www.interpia.ne.jp/vr/theater/kousaikinenbi/
VR THEATER一覧:http://interpia.ne.jp/vr/theater/shops.html