資生堂
「表情プロジェクト」に
華麗な女優陣を起用
2017/04/26
資生堂は4月20日、女性を応援する「資生堂 表情プロジェクト」をスタートし、港区のザ・リッツ・カールトン東京で発表会を行った。
同社は30年にわたり、有効成分純粋レチノールの研究を続け、2017年2月に日本で初めて厚生労働省から「有効成分純粋レチノールによる深いしわを改善する効能効果」の承認を得た。これに伴い、資生堂ブランドを横断する取り組みとして同プロジェクトを始動した。
資生堂ジャパンの杉山繁和社長は「最先端のしわ改善技術を多くの女性に届けるため、当社ができることは何かと考えた。しわは必ずしも悪いものではないが、それが自由で美しい表情を縛り付けているなら、改善することで女性本来の豊かな表情を解放し、美しい世界の創出に貢献したい」とプロジェクトの立ち上げを宣言した。
プロジェクトでは、レチノールを配合した商品開発を複数のブランドで進行中で、6月21日に第1弾として「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS」を発売する。
発表会当日からは、新テレビCM「資生堂 表情プロジェクト 宣言」編を放送。CMには女優の杏さん、石田ゆり子さん、篠原涼子さん、樋口可南子さん、真木よう子さん、宮沢りえさんを起用した。会場には真木さんをのぞく5人が駆け付け、トークを展開。プロジェクトのスタートに花を添えた。
樋口さんは、プロジェクトについて「芝居をしている顔を見ると、しわが多くなってきたと感じる。それが改善されると聞いてうれしい。表情と心はつながっていて、心が元気じゃないといい表情にならない。化粧品任せではなく、まずは気持ちからというメッセージがすてきだ」とコメントした。
石田さんは、CMに登場する絵文字について「メールでは絵文字だけでコミュニケーションすることがある。大人になると、本当の気持ちを言葉や態度で表すことができないこともあり、代わりに絵文字に話してもらう」と語った。
篠原さんは「私は自分の気持ちを表すタイプだが、表情に出しても相手に伝わらず、力不足と感じることもある」と、素直に気持ちを伝える難しさを話した。
宮沢さんは「人生を彩るのは表情という絵の具。たくさんの表情を持っていると人生がカラフルになる」など、表情の大切さを語った。
杏さんは、思わず笑顔になった瞬間について「最近、2人の子どもが食事の前後に手を合わせることを覚えたが、時には拍手になってしまう。その様子がかわいくて」と話すと、石田さんは「オニオングラタンスープづくりに挑戦したらとてもうまくできて、満面の笑みで過ごした」とエピソードを披露。「今度、ごちそうしますね!」と4人を笑顔にした。
最後に樋口さんは「自分たちの使命は、キレイなもの、面白いものを敏感に感じて伝えること。CMではいろいろなストーリーが展開されるが、まずは、私たちがいいと感じたものを伝えていきたい」と締めくくった。