冒頭、上田達也常務執行役員は、現代のクルマ社会が抱える環境や問題について述べ、「当社が目指すのは冬の安心・安全なカーライフの実現。凍結や積雪に慣れていないドライバーにスタッドレスタイヤがなぜ大切なのか、それを伝えていくことが安心・安全につながると考えている」とした。

さらに「スタッドレスタイヤに求める性能はなにか？」を調査した結果を紹介。消費者が望むのは、降雪が多いエリア・非降雪エリアともに「氷上での性能」が最も多く、細かく分析すると「効きの持続」を求めていることが分かった。これを受け、凍結路での安全を最優先とし、氷上性能を追求し続けることを使命に掲げて新商品の開発を行ったという。

新商品は従来品対比で、「氷上制動距離10％短縮」「摩耗ライフ22％向上」「静粛性31％低減」と大幅な性能向上を実現。新たに開発した独自技術で、タイヤが滑る原因である水の膜を積極的に除き、氷路面にしっかりと接地することで、これまで以上に滑りにくいタイヤを誕生させた。

井出慶太執行役員は「氷上での性能を向上させつつ、優れた総合性能で皆さまのカーライフを支えたいという考えの下、開発を進めた。一般道でもサマータイヤと比べ、安心できる運動性能を有している」と語った。

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会場には同社のCMに出演している女優の綾瀬はるかさんが登場。スタッドレスタイヤの発表会とあって、氷の結晶がデザインされた水色の浴衣姿でステージに上がり、会場に涼しさを届けた。トークでは、交換用タイヤを性能で選ぶ“ちゃんと買い”になぞらえ「普段、ちゃんと買いをしている物は？」と聞かれると「夏はクーラーで部屋や廊下が冷える。寒がりなのでスリッパの性能をちゃんと見極めて買ってます」と笑顔で答えた。

　
発表会後、新横浜スケートセンターに移動して、新商品を体感できる試乗会が行われた。参加した一般ユーザーは、スケートリンクの上で「BLIZZAK VRX2」を装着した車両と、夏用タイヤの車両を運転し、総合性能の向上を体感した。また一般路での試乗では、サマータイヤと遜色ない性能を確認した。
公式サイト：http://tire.bridgestone.co.jp/blizzak/