ヤマト運輸が、ハンドボール協会のオフィシャルパートナーに決定
2017/07/28
日本ハンドボール協会とヤマト運輸は7月25日、日本のハンドボールの発展を応援するため、オフィシャルパートナー契約を締結し、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで記者会見を行った。
日本のハンドボールは、男子が32年ぶり、女子は44年ぶりに2020年東京オリンピックへの出場が決定している。
冒頭、同協会の多田博副会長は「日本は、2020年の東京大会に向け、女子代表監督にウルリック・キルケリー氏、男子監督にはダグル・シグルドソン氏を招聘。世界から“本気でオリンピックのメダルを狙っている”と認識されている。7月29日の日韓定期戦でも、多数のチケットが前売りで完売するなど、ハンドボールに対する国内の注目度も高まっている。ぜひ期待してほしい」とあいさつした。
ヤマト運輸の臼井祐一常務執行役員は、ハンドボールの和名が「送球」であることや、ボールを人の手から手へとつなぎゴールを目指すスポーツであることから、宅急便のイメージと重なるなど、パートナー契約のきっかけについて触れ、「宅急便も荷物を大切に運ぶことが信条で、そこに親和性を感じた。東京2020大会に向けてハンドボールを応援し、共に発展するパートナーとして歩みたい」と述べた。同社は今後、さまざまなアクティビティーを展開する予定だ。
続いて、ヤマト運輸のCMキャラクターを務めるTOKIOの国分太一さんが登壇し、「今日は僕だけだが、他のメンバーも来たがっていた。グループでハンドボールを応援する」とコメント。「ハンドボールはチームでボールを分かち合い、ヤマト運輸もチームワークで荷物をスピーディーに届ける」と両者のパートナー契約に理解を示した。
国分さんは、ハンドボールの経験について「ゼロです」と明言しながらも、「今日をきっかけに、ハンドボール界を盛り上げていきたい。代表はすでに決まり、自分は代表になれなかったが、万が一けが人が出れば、いつでも右肩を回す気持ちはある」と、ジョークを交えながら日本代表にエールを送った。
会場には、日本代表の木村昌丈、玉川裕康、飛田季実子、原希美の4選手が新デザインのユニホームを着用して登場した。原選手を相手にボールを投げ合うパフォーマンスを披露した国分さんは「もっと強く投げても大丈夫!」と、満面の笑みでパス交換を繰り返しながら「代表入り」をアピールした。
協会公式サイト:http://handball.or.jp/