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天野さん島森さんお別れの会

2013/12/11

    「天野祐吉さん島森路子さんとのお別れの会」が12月7日、東京都内で開かれた。

    雑誌『広告批評』の初代編集長を務めた天野祐吉氏(10月20日死去)、2代目編集長の島森路子氏(4月23日死去)が亡くなったことを受けて、元『広告批評』の有志が開催した。故人を慕う関係者ら250人が出席した。

    『広告批評』は1979年創刊。天野氏は同年4月の創刊準備号巻頭で「広告は、大衆文化のなかのすぐれて前衛的な表現です。"いま"と切実な関係を保ちつづけることによって、広告は人びとの暮らしに対する想像力を切りひらき、しなやかに生きるための目を鍛えてきました」とつづっている。2009年の休刊まで、広告表現をさまざまな角度から論評し、クリエーティブの地位向上に貢献した。

    会場には、創刊準備号から最終号となった336号までの同誌や、手掛けた出版物が展示され、広告表現者の伴走者であり続けた2人の足跡を振り返った。

    また、CMディレクターの川崎徹氏ら生前2人と交流のあった関係者のあいさつや、詩人の谷川俊太郎氏の寄せた詩が朗読された。