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2020年東京オリンピック
史上最多33競技のスケジュール概要を公表

2018/07/20

    東京2020組織委は7月18日、スイスのローザンヌで開催されている国際オリンピック委員会(IOC)理事会に出席し、2020年東京オリンピックの競技日程のうち、セッションスケジュール(各チケット単位で開始時間と終了時間を記載したもの)の承認を得た
    https://tokyo2020.org/jp/games/sport/olympic-schedule/

    2020年7月24日の開会式翌日から8月9日の閉幕まで、史上最多の33競技339種目が、42の競技会場で行われる。
    開会式に先立つ22日には、福島でソフトボールが始まり、サッカーの予選もスタートする。開会式当日には、アーチェリーとボート競技が始まる。

    大会第1日は、午前8時30分からの射撃に続き、水泳(水球)やバドミントン、体操、柔道、卓球、テニスなど21競技が行われる。
    自転車の男子ロードレースは午前11時に武蔵野の森公園をスタートし、ゴールの富士スピードウェイを目指すルートで、世界のトップレーサーが富士山麓などの雄大な景色の中を疾走する映像は、世界に向けて東京大会の開幕を強く印象付けそうだ。

    東京大会の特徴の一つでもあるアーバンスポーツは、バスケットボール(3×3)が開会式翌日から、スケートボード、サーフィン、自転車競技(BMX)、スポーツクライミングは、大会前半から後半まで、ほぼ大会期間を通じて予定され、若者世代の興味・関心の高まりが期待される。

    大会中盤となる第1週目の週末は、多くの競技でメダルが決まる中、今回初採用の柔道団体(混合)や、トライアスロンの団体リレー(混合)、射撃のトラップ(混合)の開催など23競技が実施され、多くの観客とテレビ視聴者の注目を集めそうだ。

    陸上競技は、大会の象徴でもある新国立競技場(東京・新宿区)で7月31日から10日間にわたり熱戦が繰り広げられる。大会最終日には、大会ハイライトのひとつである男子マラソンが行われ、トップアスリートが東京の中心を走り抜ける。

    2019年春には、チケットの国内一般販売が開始予定で、今後全339種目の細目についても、関係団体と調整が図られる。

    組織委の森喜朗会長は「開幕2年前を目前に、大会準備において重要な節目を迎えることができた。史上最多の競技・種目が、およそ2週間の会期に凝縮され、これまでにない熱気にあふれた大会になると確信している。アスリートファーストへの配慮に加え、各競技団体のルールや男女バランス、人気競技の日程などとともに国内・国際的な視点もあり、多岐にわたった調整は、1年半以上に及んだ。関係者の協力に感謝し、スケジュールのさらなる精緻化に取り組む」とコメントした。