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アジア大会開幕
日本、早くもメダル14個

2018/08/20

    第18回「アジア大会 ジャカルタ パレンバン」が8月18日開幕した。大会スローガンは「Energy of Asia」(アジアの活力)。
    (写真=フォート・キシモト)
    同大会はアジア・オリンピック評議会(OCA)が主催し、原則4年ごとにオリンピックの2年前に開催されることから「アジア版オリンピック」ともいわれる。
    インドネシアは、1962年に第4回大会を開催した実績があり、今回2度目の開催になる。

    大会には、45カ国・地域から1万1000人以上のアスリートが参加し、9月2日までの16日間、ジャカルタ、パレンバン両市で40競技465種目が行われる。
    2年後に東京オリンピックを控える日本は、山下泰裕団長以下、選手762人、監督・コーチら334人の史上最多計1096人の代表選手団を派遣している。

    ■ 開会式

     現地時間の午後7時から、ジャカルタのGBKメインスタジアムで行われた。
    開会直前、会場の大型モニターには、同国のジョコ・ウィドド大統領がバイクを運転して会場に駆け付けようとする演出映像が流れ、実際に本人が姿を現すと、観客から大きな歓声が起きた。
    山をイメージした全長約130メートル、高さ約30メートルの巨大なステージには、滝や熱帯雨林を再現し、同国の豊かな自然を表現。また、約1500人の女性パフォーマーが伝統芸能を披露するなど多文化と自然の調和をアピールした。

    選手入場で日本は12番目に登場。旗手の上野由岐子選手(ソフトボール)を先頭に、選手112人ら総勢163人が笑顔で行進し、スタンドから大きな拍手と声援が送られた。
    大会組織委のエリック・トヒル会長は「アジアには多様性があり、調和と平和を尊重する。この大会で、共にそれぞれの違いを認め合いましょう」とあいさつし、ジョコ大統領が開会宣言をした。
    歴代の大会メダリストたちがリレーした大会の火は、最後にバルセロナオリンピックのバドミントン金メダリストのスシ・スサンティさんの手で聖火台に点火され、盛大な花火とともにクライマックスを迎えた。

    ■ 日本代表

     開幕2日目の19日現在、日本は競泳の瀬戸大也選手(200メートルバタフライ)、鈴木聡美選手(100メートル平泳ぎ)、女子4×100メートルリレーで3つの金メダルを獲得。銀メダルも競泳とレスリングで計6個、フェンシング、レスリングなどで銅メダル5個の計14個と好調な滑り出しを見せた。
    日本は競泳や陸上、柔道、バドミントンなどに注目選手が多く、以後もメダルラッシュが期待される。

     大会の模様は、TBS系列がゴールデンタイムを中心に60時間を超える生中継をする他、NHKが総合、BS1でハイライト番組放送や、生中継を実施する。