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東京オリンピック聖火
採火式などの日程が決定

2018/09/14

    東京2020組織委は9月12日、東京オリンピック聖火のギリシャでの採火式、引継式の日程について、国際オリンピック委員会(IOC)、ギリシャオリンピック委員会(HOC)と合意し、東京で行われた「第9回IOCプロジェクトレビュー」の記者会見で発表を行った。

    ギリシャ古代オリンピア市(ヘラ神殿跡)における聖火採火式は、2020年3月12日に行われる。その後、ギリシャ国内において聖火リレーが19日まで8日間開催され、最終日にアテネ市のパナシナイコスタジアムにおいて、聖火引継式が実施される。

    組織委員会に引き継がれた聖火は、20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着。

    以降、東日本大震災被災県の宮城県、岩手県、福島県の順に2日間ずつ「復興の火」として展示された後、26日に福島県から全国を巡回する聖火リレーがスタートする。

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    IOC調整委員会のジョン・コーツ委員長は「オリンピック聖火の採火は、次大会が開催間近だと世界中に知らせるとともに、オリンピック発祥の地と開催国をつなぐ意味を持つ。

    IOCは聖火の被災地での展示を全面的に支持し、復興の姿とオリンピックを通じて子どもたちを元気づけていることを世界に伝える機会になることを願う。そして聖火リレーにより、日本全国の皆さんに大会やその価値を身近に感じてほしい」と話した。

    HOCのスピロス・カプラロス会長は「当委員会は、聖火の魅力と温かさがギリシャ全土で人々を照らすように、できる限り多くの地に聖火を届ける。私たちは、日本の方々がオリンピックに情熱を持たれていることに大きな喜びを感じている。その情熱は、聖火の旅路にも間違いなく反映される」とコメントを寄せた。

    組織委の森喜朗会長は「これで、東京オリンピック聖火リレーに関して一連の日程が決定した。現在、各都道府県にリレーのルート案とランナーの選定をお願いしている。聖火の日本到着を楽しみに、素晴らしい聖火リレーの実現に向けて準備に努める」とコメントした。