ラグビーW杯開幕100日前
カウントダウンクロック除幕、
トロフィーツアー始動
2019/06/14
ラグビーワールドカップ2019組織委は6月12日、日本大会開催100日前を記念して、東京・千代田区の丸の内ビルディングでイベントを開催した。
冒頭、組織委の御手洗冨士夫会長は「記念すべきアジア地域初の大会に向けて、気持ちを引き締めて最後の準備に当たり、全48試合を満員の観客で埋め尽くしたい。訪日客も50万人が見込めることから、試合のみならず日本の魅力を大いに知ってほしい。今後とも、変わらぬ支援をお願いしたい」とあいさつした。
日本ラグビーフットボール協会の岡村正会長は「開催国ユニオンとしては、代表チームの強化とともに、ラグビー精神をアジアへ波及させることを使命に活動してきた。大会によって有形無形のレガシーが生まれ、世界のラグビーがさらに発展することを熱望する」と話した。
国際統括団体・ワールドラグビーのブレット・ゴスパーCEOは「ラグビーファンとしても、CEOとしても開幕が待ち遠しい。日本は素晴らしい主催国になるはずだ。これまでに最高のワールドカップにしましょう」と呼び掛けた。
ステージには、大型のカウントダウンクロックが用意され、30人を超える大会関係者の手で除幕された。クロックは、大会のオフィシャルタイムキーパーを務めるスイスのウォッチブランド・チューダーの製品を模したもの。
組織委の嶋津昭事務総長は「大会準備は順調に進んでいると評価されている。各国のチームには、最高の環境で最高のプレーをしてほしい」と述べ、大会PRキャプテンの俳優・舘ひろしさんと、スペシャルゲストの櫻井翔さんを呼び込んだ。
2人は、2015年イングランド大会日本代表の五郎丸歩、畠山健介両選手を交え、15年大会の裏話や、参加各国の国民性、応援のバリエーション、試合前の儀式などについて語り合った。櫻井さんは「ワールドカップの熱気を、これまでラグビーに接してない人にも感じてほしい」、五郎丸選手は「大会の成功が2020年につながることを期待する」と話した。
4人のトークに続いて、大会の優勝トロフィー(ウェブ・エリス・カップ)が、元南アフリカ代表のブライアン・ハバナさんと、元ウェールズ代表のシェーン・ウィリアムスさんの手で披露された。優勝予想を聞かれた2人が、多くのチームにチャンスがあると話す中、五郎丸選手は「優勝は日本です!」と明言し、会場を沸かせた。
トロフィーは、当日から9月下旬にかけて全国各地を回るツアーを実施し、一般に披露する。また、大会チケットは現在第3次一般販売(7月末まで)が行われているが、8月からは第4次一般販売を開始する予定だ。
大会公式サイト:https://www.rugbyworldcup.com/