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ラグビーW杯を5G観戦 手元の端末で多視覚映像を楽しむ

2019/09/25


    「ラグビーワールドカップ2019日本大会」のトーナメントサプライヤーであるNTTドコモは9月20日、第5世代移動通信方式(5G)の回線を使用した開幕戦・日本対ロシアのパブリックビューイング「もっとわかると、もっと熱い。0 distance 5G LIVE SPORTS」を東京・中央区のベルサール汐留で開催した。会場には、初戦に挑む日本代表を応援しようと抽選で選ばれた約300人のラグビーファンが集結し、臨場感あふれる映像で試合を楽しんだ。


    会場には、東京スタジアムで行われた試合映像が5Gネットワークを通じて伝送され、大画面に映し出された。大画面の中央には国際映像が流れ、左右の画面には解説者が注目する映像がライブとリプライ映像を織り交ぜて表示された。大容量情報の低遅延という5Gの特性を生かし、スタジアムから離れた会場に迫力ある試合の熱気を届けた。

    また、競技場に設置されたさまざまなアングルのカメラにより多視覚映像の提供も可能になった。パブリックビューイング会場には折りたたみ式の5G端末が用意され、来場者は大画面での中継と同時に、手元の5G端末で複数のカメラが捉えた映像を自分好みに切り替えて観戦した。
    併せて、競技場のカメラマンが撮影した報道写真を5G回線で高速でアップロードする実証実験も行われた。アップロードされた写真はパブリックビューイング会場に送られ、自由に閲覧できるコーナーも設けられた。同社は読売新聞社主催の「ラグビーW杯デジタル報道写真展」に協力しており、今後も報道の自由度と即時性の向上に取り組んでいくという。


    パブリックビューイングの開始前に行われたマスコミ向けの会見で、取締役常務執行役員スマートライフビジネス本部長の森健一氏は「いよいよラグビーワールドカップ日本大会が開幕です。来年春の商用サービスまでに各所から意見を頂き検討しながら、5Gによる新しいスポーツの体感に磨きをかけていきたい。大迫力の画面でラグビーの興奮を体験してほしい」と語った。

    同社は、ラグビーワールドカップ日本大会の8試合でも、会場で5G端末でのマルチアングル視聴プレサービスを提供する。観戦しながら手元でも迫力ある映像を楽しむことができる。
    その他、「ファンゾーン」では、VR視聴や日本代表戦の映像を用いたマルチアングル視聴体験ができるブースを開設する。アジア初開催で、世界中の強豪選手が日本に集うラグビーの祭典を、5Gで楽しめる取り組みを来春のサービス開始に先駆けて各地で展開する。


    パブリックビューイングの会場には、スポーツ実況の佐藤哲也さん、元ラグビー日本代表の大田尾竜彦さん、矢富勇毅さんが駆け付け、独自の実況・解説が実施された。試合前後には司会を加えた4人でトークを行い、注目ポイントや選手などを紹介した。

    この日のロシア戦は、前半に先制されたものの日本が逆転して白星を獲得。来場者は大きな歓声を送るなど大いに盛り上がった。

    ドコモ公式サイト: https://www.nttdocomo.co.jp/special_contents/rwc2019/