「2022年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞」表彰式が開催
2023/06/19
JAAA(一般社団法人日本広告業協会)が主催する「2022年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞」の表彰式が5月31日に行われた。「クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞」はJAAAが毎年その年の広告コミュニケーションに関して最も優れたクリエイティブワークを行った個人を表彰するもので、今年度で34回目を迎える。
「広告会社の価値の向上につながる『課題解決のアイデア』『クリエイ ティブのレベルを引き上げるクオリティ』『クリエイティブの領域の拡張性』が優れていること」の3つを基準に審査が行われ、電通の栗田 雅俊氏がクリエイター・オブ・ザ・イヤーを受賞した。また、同じく電通の吉川 隼太氏がメダリストを受賞した。
受賞を受け、栗田氏は「自分一人で作ったものは一つもなく、多くの方のお力添えによって出来ているものなので個人として表彰されるのは非常に恐縮しています。多くの方が、自分も参加したいと集まってくるような取り組みに関わりたいし、出来れば自分がその真ん中でやれるように、引き続き精進していきたいです。」とコメントした。
<電通の受賞者>
2022年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞
栗田 雅俊
電通 zero
クリエーティブ・ディレクター/CMプランナー/コピーライター
【主なクリエイティブワーク】
■ SUNTORY 「人生には、飲食店がいる。」
■ ユニクロ「あたしンち×母の日・父の日」
「LifeとWear ワイドパンツ・ブラトップなど」
■ 日清食品 「カップヌードルPRO」
■ 宝くじ「クイックワン」
■ SUNTORY 「デカビタC」 ほか
メダリスト
吉川 隼太
電 通 Future Creative Center/第2CRプランニング局
グループ・クリエーティブ・ディレクター
【主なクリエイティブワーク】
■ヤマト運輸「運創業プロジェクト」
■ZEBRA「KAKU LAB.」
■mizkan「B面レシピ」 ほか
授賞式では他に、広告業界の発展に寄与した人物を表彰する「吉田秀雄記念賞」の授賞も行われた。字幕付きCMの普及推進への取り組みと、昨年から全国放送が可能になるなどの成果を評価され、推進に取り組んだ日本広告業協会のメンバーがグループ賞を受賞した。
受賞者を代表して登壇した電通の沼澤 忍氏は、「字幕付きCMの必要性は、ダイバーシティーの観点などから、かなり前から分かっていました。なかなか広告のビジネスモデルに落とし込めませんでしたが、数年かけて協力する各団体や聴覚障がい者の皆さんと共に議論を重ねてきました。今回の取り組みほど、業界団体同志の議論がどれだけ力強いかを感じたことはありません。今後も、字幕付きCMの普及に尽力していきたい」とコメントした。