世界的OOHカンファレンス「OOH Tokyo Conference」が、日本初開催
2025/03/13
世界100カ国200社以上が参加する世界唯一のグローバルOOH(Out-Of-Home)広告業界団体であるWOO(World Out of Home Organization)による国際カンファレンス「OOH Tokyo Conference 2025 In Association with WOO(以下、OTC)」が、2025年2月20日(木)に東京ミッドタウン・ホールで開催された。WOOのイベントが日本で開催されるのは今回が初めてとなる。
OTCでは、「日本から世界へ、世界から日本へ」をテーマに、OOH広告における最新の技術、トレンド、海外OOH市場と連携する新たな可能性、そして持続可能なビジネスモデルの創造などについて議論された。オープニングメッセージKeynoteと20のセッション、ネットワーキングディナーが行われ、延べ44人のOOHに関連する有識者が登壇。会場には媒体社、広告会社、事業会社などOOHに関連する多くの人が訪れた。
WOOの代表のTom Goddard氏によるKeynoteから始まり、セッションでは日本におけるメジャメント指標の必要性に関して語られた。それを受け、海外の先進的なメジャメントの取り組み事例や日本国内での進捗状況などが共有された。広告主視点からもメジャメントへの期待や必要性などが語られ、改めて日本のOOH業界全体がメジャメント指標について考える良い機会となった。また、ここ数年でOOH市場をけん引するデジタルOOH(DOOH)や、今後ますます発展していくであろうDOOH(プログラマティックDOOH)についても語られた。セッションの終盤にはクリエイターも複数登壇し、OOHでのクリエイティブメソッドが語られた。
電通・電通グループ関係社の登壇者によるセッションは下記の通り。
セッション③
「日本におけるOOHメジャメント導入に向けた取組み ~背景と狙い~」
モデレーター:宮本 守氏(ジェイアール東日本企画 デジタルサイネージ推進センター 部長)
パネリスト:渡仲 容子氏(エムシードゥコー マーケティング部 マーケティングディレクター)、名雲 王治郎氏(博報堂DYホールディングス マーケティング・テクノロジー・センター 研究開発3グループ 上席研究員)、藤井 春樹氏(電通 OOHビジネス室 部長)、安吉 康治氏(パス・コミュニケーションズ 営業本部 兼 文化事業本部 取締役 常務執行役員)
セッション⑧
「クロスメジャメント最前線:日本のOOHと統合プランニングが切り拓く次世代メディア戦略」
モデレーター:藤森 省吾氏(ビデオリサーチ ビジネスデザインユニット ビジネスデザイングループ グループマネージャー)
パネリスト:有地 咲翔子氏(電通 OOHビジネス室 プロデューサー)、佐原 利周氏(博報堂DYメディアパートナーズ 統合アカウントプロデュース局 AaaSアカウント推進四部 メディアプラナー)
セッション⑪
「なぜプログラマティックが日本のOOHの未来を担うのか」
モデレーター:三浦 暁氏(博報堂DYアウトドア 取締役執行役員 兼 デジタルプロデュース部 部長)
パネリスト:髙木 智広氏(LIVE BOARD 代表取締役社長)、大和田 貴普氏(ジェイアール東日本企画 メディアソリューション本部 MASTRUM推進センター業務推進部 担当部長)、星野 一道氏(東急エージェンシー 事業共創本部 東急OOHメディア事業局 事業戦略部 部長)
セッション⑳
「OOHのクリエイティブとインパクトの再評価:アナログOOHは復権するのか?」
パネリスト:加我 俊介氏(電通 zero クリエイティブディレクター)、木谷 友亮氏(カイブツ 代表取締役社長)
セッション㉑
「Futuristic Japan OOH」
モデレーター:田中 直基氏(Dentsu Lab Chief Creative Officer)
パネリスト:末冨 亮氏(Dentsu Lab Tokyo クリエイティブ・テクノロジスト/アートディレクター)、中山 桃歌氏(Dentsu Lab Tokyo クリエイティブ・テクノロジスト)