ACジャパンは3月25日(水)、第22回「ACジャパン広告学生賞」の表彰式を、東京・渋谷区のスクランブルホールで開催した。
同賞は、学生を対象に公共広告をテーマにした広告作品を募集・表彰し、公共広告への理解と社会に関わる「公」の意識を育むことを目的とした賞で、今回で22回目を迎えた。「テレビCM部門」(30秒テレビCM)と「新聞広告部門」(15段新聞広告)の両部門で作品の募集を行い、今年度、テレビCM部門では参加校45校から302作品の応募があり、新聞広告部門では参加校39校から791作品の応募があった。審査は「公共広告として優れており、人々に興味や気づきを感じさせる作品か」「学生ならではの感性や、オリジナリティあふれるアイデア・テーマ性があるか」などの視点で行われた。
テレビCM部門は、「地球温暖化」をテーマにした『「季語」が「死語」になる前に、』(岡山県立大学、制作代表者:三好杏奈さん)が「グランプリ」を受賞した。江戸時代に詠(よ)まれた俳句の情景と晩夏を過ぎても猛暑が続く現代を対比して見せることで、深刻化する気候変動の問題を提起した。
準グランプリは、「マナー」をテーマにした「雨の日クエスト」(日本大学、制作代表者:山口朋華さん)が受賞した。持ち方一つで傘が凶器に変わる怖さをRPGの世界観で伝え、周囲への配慮と正しい持ち方の重要性を訴求した。
新聞広告部門は、「メディアリテラシー」をテーマにした「それ、切り取られていますよ」(岡山県立大学、制作代表者:笹井百里子さん)が「グランプリ」を受賞した。メディアに「都合のいいように切り取られた情報」が真実とは違う解釈を促す可能性を、シンプルかつ大胆なビジュアルで表現した。
準グランプリは、「トイレでのこもりスマホ」をテーマとした「こまります こもりスマホ」(長岡造形大学、制作代表者:鈴木愛さん)が受賞した。公共トイレの個室にこもり長時間スマートフォンを使用する「こもりスマホ」の問題を取り上げ、本来の目的での利用と他者への思いやりを呼び掛けた。
テレビCM部門の2作品(30秒)はBS民放11局で、新聞広告部門の2作品(全15段)は全国紙5紙にて、おのおの「ACジャパン広告学生賞受賞作品」として、7月からの1年間の間に放送・掲載される予定。
その他、両部門で審査員特別賞、優秀賞、奨励賞の各賞が決定している。
【第22回ACジャパン広告学生賞】
主催:ACジャパン
後援:BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジ、WOWWOW、BS10 テン、BS11イレブン、BS12トゥエルビ、J:COM BS、BSよしもと、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、日本経済新聞社、産経新聞社(順不同)
◼️ACジャパンについて
公益社団法人ACジャパンは、1971年に関西公共広告機構として設立された。74年に社団法人公共広告機構となり、2009年にACジャパンと名称変更した。「公共マナー」や「環境問題」など、社会にとって有益と思われるメッセージを、さまざまな広告の形で発信することにより、社会と公共の福祉に貢献することを目標として活動する民間の組織で、活動は約1000社の会員社や個人会員からの会費を基に運営されている。会員メディアからの広告枠の無償提供と、会員広告会社からの表現アイデアの提供が運営における最大の特徴で、日本全国の多くの民間企業が参加するボランティア活動の公益性の高さが認められ、2011年に公益社団法人になった。



