本稿では、動画配信サービスの年代別視聴傾向について考えていきます。2020年6月に全国15歳~69歳を対象に行った実態調査によると、「過去1年以内に1回以上、YouTubeを含む動画配信サービスの利用経験がある」人は、約81%。若年層だけでなく、幅広い世代で利用されるメディアに成長してきていることが分かりました。
梶原 理加
ネットにつながるコネクテッドTVやスティック型端末を用いた動画配信サービス視聴が一般化する中で、放送局コンテンツ(=テレビ番組)の視聴のためにだけ使われていた「テレビ画面」を、動画配信サービスと既存放送局で奪い合う現象が起きてくるでしょう。ただ、視聴者は全ての動画配信サービスをテレビで視聴するようになりつつあるわけではないようです。