サムスンが曲面UHDテレビの新CM公開
2014/05/23
サムスン電子が、次世代テレビとして注力する曲面UHD(超高精細)テレビの新CMを発表した。
CMでは、リビングでテレビを見ていた親子が、いきなり古代ローマをほうふつとさせる円形競技場にトリップ。広大な競技場を埋め尽くす大観衆に取り囲まれたアリーナで、剣闘士の試合が目前に繰り広げられる。
4Kで撮影されたCMでは、白熱する群衆一人一人の表情から競技場の石材の質感まで鮮明に映し出され、制作に当たったVFX(視覚効果)会社MPCのフランク・ランバーツ氏は「今までの概念を打ち破る視覚体験だ」と語る。
同氏は4KでのCM撮影が今後スタンダードになるとの見通しを持っており、「商品の購入が検討されるショールームでCMは特に高い効果を発揮する」と強調。4KCMを手掛けるVFX大手フレームストアのアンディ・ハワード氏も4Kテレビの早期浸透を予測、ネットフリックスなどの動画配信会社が4Kコンテンツの配信に積極的だという。
サムスンは曲面UHDテレビを主力商品と位置付け、今月からグローバルキャンペーンを展開。価格はハワード氏によると最も小型の55インチで2000ポンド(34万円)程度。HDテレビに比べてまだまだ高価だ。