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日本広告業協会(JAAA)が定時総会開く

2014/06/03

    日本広告業協会(JAAA)は5月30日、2014年度定時総会を丸の内の東京会館で開いた。13年度事業と収支決算報告、14年度事業計画と収支予算案、理事選任などについて審議・承認した。総会終了後の記念式典では、第43回懸賞論文と2013年クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞の表彰式、第49回吉田秀雄記念賞の贈賞式が行われた。

    広告業協会定時総会
     

    13年度の事業として、「協会の運営」「広告と広告業のPR」「教育と研究」「取引合理化関係」など各委員会の活動内容を報告した。

    協会の運営では、理事の改選や、「広告関連法務研修会」の開催、大阪アドバタイジングエージェンシーズ協会作成の「調査業務における人権ガイドライン」の会員社への周知などを実施した。

    広告と広告業のPRでは、「広告の広告」を制作。日本新聞協会、日本雑誌協会などの会員社の協力で広告関係紙・誌などに掲載した。PR委員会に属する「広告の機能と役割」研究小委員会は、「人々を動かすコミュニケーションの仕掛け方」をテーマにパネルディスカッションを行った。

    教育と研究では、「個人情報保護セミナー」や「色覚の多様性と広告・人権」をテーマにしたセミナー、クリエイティブ研究会などを開催。スパイクスアジア2013への研修ツアーや、「環境モラルアップポスター」の募集と表彰なども行った。

    取引合理化関係では、取引合理化、メディア、クリエイティブの3委員会が対応した。

    一般社団法人になり3年目を迎えた同協会は、13年度に公益目的支出計画を完了。14年度はさらに「会員に共通する利益を図る」ために、共益事業を効率的、かつ効果的に推進する。広告ビジネスを取り巻く環境が激変する中、他の広告関係団体とも意思疎通を図り、広告界の発展、ひいては日本および世界の経済発展に資することを目指す。

    最後に、髙嶋達佳理事長(電通会長)が登壇し、「景気の回復基調、会員社の努力もあって日本の広告費は2年連続で前年を上回った。当協会は6年後の東京オリンピック・パラリンピックを中期的な目標と捉え、そこに至るさまざまな課題に対処するため、関係各位と共に広告界と日本経済の発展のために努力する」とあいさつした。

    あいさつに立つ髙嶋理事長
    あいさつに立つ髙嶋理事長
     

    総会後の記念式典では、「明日の広告ビジネス」をテーマにした懸賞論文の入賞・入選者が表彰され、金賞の和波弘樹氏(博報堂)、銀賞の井上忠靖氏(電通)、銅賞の梅津弓子氏(電通)らが登壇した。

    懸賞論文の入賞・入選者ら
    懸賞論文の入賞・入選者ら
     

    続いてクリエイター・オブ・ザ・イヤーを獲得した髙崎卓馬氏(電通)、吉田秀雄記念賞を獲得した高野功氏(元大広社長)らへの贈賞が行われた。

    髙崎氏   高野氏
    髙崎氏
     
    高野氏