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グローバル★LINE急成長 米国進出へ スタンプ、電子商取引など幅広いサービス展開

2014/06/16

    無料通話・メッセージアプリ、LINEが、海外で急速に浸透している。2011年のサービス開始以来3年で4.5億のユーザーを獲得、そのうち85%が海外だという。アドエージ誌によると、現在はタイ、台湾、インドネシアなどのアジア圏に加えて、スペインとメキシコが主な市場だが、今後米国にも積極的に進出する構えだ。

    いわゆるメッセージアプリとは、スマートフォンなどでネット経由で音声や画像、メールなどメッセージのやりとりができるサービス。無料であることなどが支持され、億単位で利用者を伸ばしている。推計では、現在ユーザー数首位はワッツアップで、2月にフェイスブックが190億ドルという高額で買収し注目を集めた。2位が中国の微信(WeChat)、そして急成長するLINEが3位に食い込んでいる。

    LINEは11年、韓国のネット会社ネイバーの子会社によって日本で開発された。ゲームやスタンプ、企業向けの公式アカウント、電子商取引など幅広いサービスを展開。アプリ調査会社によれば、iOSとグーグルプレイ上の全アプリ中、収益面でトップだという。

    アメリカ大陸ではまず中南米でサービスを開始、それを足がかりに5月、米国で初の大規模テレビ広告キャンペーンをヒスパニック系視聴者向けに行った。成功すればさらにターゲットを広げていく予定だという。米国でのユーザーは既に1000万人を超える。

    同社は長期的には米国や欧州、そしてアフリカなどを主戦場として捉えている。米国の大人にとっては幼稚過ぎるとの指摘も多いスタンプの受容性も注目される。

     
    出典 Ad Age
    Will Americans Embrace Cute Messaging Stickers? Big-Time, Says Hot Japanese App
    http://bit.ly/TifsbJ