US発★コカ・コーラのリサイクルボトル用3Dプリンター年内発売へ
2014/06/30
6月に開催された世界最大の国際ライセンシングビジネス見本市「ライセンシング・エキスポ2014」で、コカ・コーラのリサイクルペットボトルがフィラメント(素材)になる3Dプリンター「EKOCYCLE Cube」が注目を集めた。
製造するのは著名ミュージシャンのウィル・アイ・アムがCCOを務めるスリーディー・システムズ。コカ・コーラは2012年、スリーディー・システムズと共同で「EKOCYCLE」というブランドを立ち上げており、EKOCYCLE Cubeはそのプロダクト第一号として発表された。
EKOCYCLE Cubeのフィラメントはコカ・コーラの使用済みプラスティックボトルが原料で、弾力と耐久性に優れているという。ウィル・アイ・アムがキュレーションしたデジタルアクセサリーやファッション小物など25アイテムのプリント用データが用意されており、すぐに使える。カートリッジの色は、黒、赤、白、ナチュラルの4色。iOSとアンドロイド対応のアプリから操作ができ、アイテムデータも順次追加される。販売予定価格は1199ドルで、年内の販売が予定されている。
ウィル・アイ・アム氏は「これは3Dプリンターがもたらす持続可能なライフスタイルの始まり。世界的に影響力を持つブランドと組んで、テクノロジー、アートとスタイルの力で変革をもたらしたい。リサイクルは“クール”なもの。廃棄されてしまえば、ごみはただのごみなのだから」と語る。スリーディー・システムズはチョコレートのハーシーとも共同で、チョコレートなどをフィラメントにしたプロジェクトを進めている。