「フード・アクション・ニッポン」
食と観光を結び、魅力発信
2014/10/30
国産農林水産物の消費拡大への取り組み「フード・アクション・ニッポン」では、昨年度から「食と観光との連携による地域食材魅力発信事業」(日本の食でおもてなし事業)を展開している。観光業界と連携し、日本各地の地域食材を活用した食の魅力や意義を消費者に伝えるもの。
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左から吉田部長、木村さん、西川大臣 |
10月27日、同事業の今年度の実施概要を説明する発表会が、東京・霞が関の農林水産省で行われた。主な取り組みとして、“日本の食でおもてなしパートナー”(事業に賛同した旅館やレストラン)の施設を利用すると抽選で地域産品をプレゼントするキャンペーンや、公式ホームページでパートナーの所在地や地域食材への取り組みが検索・閲覧できるマップの公開、公式フェイスブックの立ち上げなどが発表された。
西川公也農水相は「農林水産業の発展には観光業者との連携が必要だ。観光庁との関係もさらに強固にしていきたい」と述べた。観光庁観光地域振興部の吉田雅彦部長は「農水省と当庁は1月に連携協定を結んだ。観光業界とも一体で地方の魅力を発信し、地方の活性化や創生につなげたい」とあいさつした。
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ステージには、同事業のイメージキャラクターを務める女優の木村佳乃さんが登壇した。
木村さんは各地で出合って好物になった食について話し、寒いロケ地で地元の人が差し入れてくれた温かい料理のエピソードなど、旅先での人との交流の楽しみも披露した。また「これからも、日本の素晴らしい食文化と観光の魅力を心を込めて伝えていきたい」とメッセージを述べた。
フード・アクション・ニッポン公式サイト:http://syokuryo.jp/index.html