国際会議「文化は資本だ―創造経済とは何か」開催
企業メセナ協議会
2014/10/29
企業メセナ協議会は10月23日、「―文化は資本だ―創造経済とは何か クリエイティブリーダーとビジネスリーダーによる国際会議 東京セッション」を東京・汐留の電通ホールで開催した。
初めに、同協議会の髙嶋達佳会長(電通会長)が「企業メセナ協議会は来年2月で設立25周年を迎える。経済と文化は車の両輪のようなもので、うまくかみ合って豊かな社会が実現する。これからも企業をはじめ文化支援に携わる方々と情報共有情報できるプラットフォームとしての役割を果たし、芸術・文化を通じて社会創造を行っていく」とあいさつした。 |
続いて、「コミュニティ、そして世界を開くアート」と題し、クリエイターズ・セッションが行われた。パネリストとして、キュレーターで芸術監督のマリアナ・アルテアガ氏(メキシコ)、都市研究ルジャックセンターディレクターのマルコ・クスマウィジャヤ氏(インドネシア)、クリエイティブサポートレッツの久保田翠理事長、作曲家でピアニストの野村誠氏、ロームシアター京都/KYOTO EXPERIMENT プログラムディレクターの橋本裕介氏が登壇。モデレーターは、ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室の大澤寅雄准主任研究員が務めた。活動拠点となる地域コミュニティとの関わりやアートならではの社会への影響力などについて意見交換をした。
マリアナ・アルテアガ氏 |
マルコ・クスマウィジャヤ氏 |
久保田翠氏 |
野村誠氏 |
橋本裕介氏 |
大澤寅雄氏 |
パネルディスカッション「新たな経済と文化による社会創造」では、パネリストとして、韓国メセナ協会のイ・ビョン クオン事務處長、花王顧問で企業メセナ協議会理事長の尾﨑元規氏、アジアン・カルチュラル・カウンシルのウェンディ・オニール理事長、瀬戸内国際芸術祭/大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ 総合ディレクターの北川フラム氏が登壇。同協議会の加藤種男専務理事がモデレーターを務めた。アートを通じた地域振興や国際交流の事例を紹介し、アートプロジェクトによる社会課題解決の可能性などについて討議した。
イ・ビョン クオン氏 |
尾﨑元規氏 |
ウェンディ・オニール氏 |
北川フラム氏 |
加藤種男氏 |
東京セッションの内容を踏まえ、来年3月8日にはOBP大坂ビジネスパーク松下IMPホールにて大坂会議を開催する予定。企業メセナ協議会 http://www.mecenat.or.jp/ja/