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アメリカン・エキスプレス 清原社長

大いに語る

2014/11/28

     

    アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは11月26日、新たに就任(9月15日)した清原正治社長とメディアの懇親会を、東京・港区の虎ノ門ヒルズで実施した。

    同社は1850年(嘉永3年)に米国ニューヨークで設立され、当初は運送・宅配業が中心だった。その後、クレジットカード事業をメインに、さまざまな商品・サービスを開発。世界に広がる加盟店ネットワークと140カ国以上でトラベル・サービスの拠点を通じ、高品質なサービスを提供している。2013年時点のカード発行枚数は世界で1億720万枚、同年の取扱い高は9524億ドルに上がる。

     

    日本では1917年(大正6年)、横浜に支店を開設。近年では、日本最大級の加盟店網を持つJCBとの業務提携により、レストラン・小売店などに加え、公共料金からスーパーマーケット、ドラッグストアなど日常生活で利用できる加盟店を拡大している。

    金融関連の実務経験が豊富な清原社長は「自分の使命は、重要マーケットの日本で事業成長を加速させることだ」と述べた。キーワードは“より深く、より広く”であり、富裕層だけがターゲットではないと強調した。同社の強みについては、加盟店・顧客管理など全ての業務を自社内で完結させるシステム(クローズドループ)にあると話し、カード会員(グローバル)の年間平均利用額が100万円以上で、競合ブランドの約3倍に上がると明かした。また、カード決済と現金決済の比率に言及し、米国が40%:24%に対し日本は17%:74%であることから、カード事業がさらに伸長する可能性を示唆した。特に、個人事業主・中小企業経営者向けのカードが好調で成長のポテンシャルが高いことから、この層へのアプローチにも注力していきたいと語った。

     

    同社では、“より深く、より広く”を目的に、10月からツイッター公式アカウント「@AmexJP」を開設した。フェイスブック(facebook.com/americanexpressjapan)、ユーチューブ(AmericanExpressJP)に続く3番目のソーシャル・メディアチャンネルだ。ブランドコンテンツや動画の他、ダイニング、トラベル、ショッピングなどの特典やキャンペーン情報が入手できる。また、11月25日からぐるなびと提携し、アメリカン・エキスプレス発行カードの利用実績に基ずくダイニングプラットフォーム「アメリカン・エキスプレス ダイニング・トレンド powerd by ぐるなび」(www.gnavi.co.jp/amex/dining/)をぐるなびの関連サイトを訪れる利用者を対象として広く一般に提供開始した。五つのライフスタイル別など、約1500店舗のダイニング情報を紹介する。11月からは、さまざまなシーンで利用できる優待特典情報を集約したサイト「アメリカン・エキスプレス・コネクト」(https://network.americanexpress.com/connect/jp/ja/default.html)を開設した。各種優待特典やキャンペーン情報を一つのサイトで横断的に表示。会員はサイトにログインすることで、保有するカードに対応した情報を閲覧、検索できる。

    同社公式サイト:www.americanexpress.co.jp