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イケア・ジャパン

2016年度は「出かけるより、楽しいかも。」

2015/08/31

    2016年に10周年を迎えるイケア・ジャパンは8月26日、東京・品川区の寺田倉庫で「2016年度の事業戦略および新商品発表に関する記者説明会」を行った。

    新年度のテーマは「出かけるより、楽しいかも。」

    冒頭、ダイニングキッチンが組まれたコーナーで、ある家族のワンシーンが寸劇で繰り広げられた。楽しみにしていたキャンプに行けなくなった家族は、友達を招いてホームパーティーをすることを思い付く。家具の配置を変えて、テントを張り、食べ物はイケア・フードを使って料理、キャンドルをともしていつものパーティースペースに変身させる。こんな楽しみも、イケアの商品で全て賄えることをアピールした。

    左から竹川氏、リスト社長、佐川氏 

    マティ氏

    マティ絵莉マーケティングマネジャーは、同社が2015年5月に世界9都市で実施した「食環境と食習慣に関する調査」に言及。イケアは、東京の“食”の現状に対して改善策となるさまざまなアイデアやヒントを提供していきたいと話した。

    ピーター・リスト社長は、2016年度はリビング、ダイニング、キッチン、ユーティリティーにフォーカスすると明言。世界49カ国で2億1900万部発行され、日本では約800万部配布予定の「IKEAカタログ2016」の概要や新商品、誰もが家を快適にできる商品を開発するための哲学「デモグラティックデザイン」、おいしく、サスティナブルな新フードメニュー、熊本市に10月オープン予定の新業態の店舗や東海エリア初出店となる愛知県・長久手市のイケアストアなどの事業について述べた。

    佐川季由フードマネジャーは、近年のヘルシーな食事というトレンドに対して、低カロリーな「ベジボール」(ミートボール)、低脂肪なフローズンヨーグルトを、店内のイケアレストラン、ビストロなどで新たに提供すると明らかにした。

    竹川倫恵子インテリアデザインマネジャーは、会場にコーディネートされたエリアについて説明。「ブースでは、食事をする、食事を調理・準備する、食材をストックする、食後の片付けなどのケースを想定してイケアの提案を盛り込んだ」と語った。

    会場では、新年度のフードメニューの試食コーナーも設けられ、同社のこれからの方向性を披露する場となった。

    イケア・ジャパン: http://www.ikea.com/jp/ja/