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「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」ワールドプレミアに綾野剛さん、忽那汐里さんが登壇

2016/07/08

    フルCG映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」(配給:アニプレックス、公開:7月9日)のワールドプレミアが7月5日、東京・港区の六本木ヒルズアリーナで開かれた。日本語版の声優を務めた綾野剛さん、忽那汐里さんが登壇した。

    左から忽那汐里さん、綾野剛さん、ディレクターの野末武志さん

    同映画は、9月30日に全世界同時発売予定のゲーム「FINAL FANTASY XV」と同じ世界や時間、キャラクターで描かれたもう一つの物語だ。主人公・ニックス役を綾野さんが、ヒロイン・ルナフレーナ役を忽那さんが演じている「FINAL FANTASY XV」は、全世界で1億1500万本以上を販売するスクウェア・エニックスの人気ロールプレイングゲーム「FINAL FANTASY」シリーズ最新作に当たる。

    オープニングイベントでは、ルナフレーナをほうふつさせる白いドレス姿の忽那さんに続き、劇中同様のカスタムを施した新型「Audi R8」と共に綾野さんが登場。大歓声に包まれる中、綾野さんは忽那さんをエスコートしながら、ステージへ続くレッドカーペット上をゆっくりと歩いた。

     

    「FINAL FANTASY」シリーズの大ファンという綾野さんは「光と闇をテーマとしていて、主人公側の正義と対立側の正義、どちらの正義が正しいのかを突き詰めている作品だと思っている。現在でもそれが続けられていて、全くブレのない圧倒的な強さ、豊かさを感じる」と同シリーズの世界観を称賛。熱の入ったトークに、ディレクターの野末武志さんが「僕より詳しいですね」と舌を巻くほどだった。

    綾野さんはその後も、「ファンの一人として、この作品に携わることに不安があった。プロの声優さんのすごさを知り、自分と圧倒的な差があることを認めながら、役者として何ができるかを考える中で、中学・高校時代、(僕の)血と骨をつくってくれた『FINAL FANTASY』に恩返しができればと思った」と熱い思いを述べた。

    忽那さんも同様に、「私たちは声優が専門ではないので、何度も落ち込みながら録音に臨んだ。短い期間の中で刺激を受け、成長も見えるなどいい経験になった」と声だけで演じる難しさについてコメントした。

    「もし自分が『FINAL FANTASY』の世界で生きていたらどんな職業に就きたいか」と質問された綾野さんは、「『たまねぎ剣士』ですね」とマニアックな回答を披露し、さらに「一番好きなキャラクターは?」の問いには「モルボル」と意外な答えで会場の笑いを誘った。

    それを受け、ステージ脇の巨大モニターには野末さんが自ら描いたモルボルのデフォルメイラストが映し出され、ステージにはそのイラストをデザインしたカラフルなケーキも登場。綾野さん、忽那さん、野末さんはそろって入刀を行った。イベントの最後には、映画のヒットを祈願して、3人が特製のハンドキャノンを発射。ニックスの魔法の色をイメージしたメタルブルーのテープが舞い上がった。