電通、フランスの独立系大手スポーツマーケティング会社「ケネオ社」の株式100%取得で合意
2016/09/23
9月23日に配信された電通ニュースリリース文面は以下の通りです。
2016年9月23日
電通、フランスの独立系大手スポーツマーケティング会社「ケネオ社」の株式100%取得で合意
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746億981万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、フランスの独立系大手スポーツマーケティング会社「KENEO SAS」(本社:パリ市、CEO:Franck Ladouce、以下「ケネオ社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。
本件買収により、当社グループのフランスにおけるビジネスの幅と規模がさらに広がり、スポーツ領域では同国最大のエージェンシーへと進化します。
2008年に設立されたケネオ社は、コンサルティング/マーケティング/イベントマネジメント/アクティベーション/ライフという5つのビジネスユニットでスポーツマーケティング領域全般のサービスをフランスだけでなく世界で提供しています。プロスポーツのみならず、企業とアマチュアスポーツを結び付ける領域のビジネスも手掛けており、2015年には計370のスポーツ関連イベントのマネジメントと70ものスタジアム/アリーナの運用に関わりました。
株式取得後、当社はケネオ社を当社グループの10のグローバルネットワーク・ブランド※の1つでライフスタイル・マーケティングを標榜するMKTGのフランス拠点に組み込みます。
今後同社は、フランスおよび世界に展開するグループ各社との連携を図りながら、スポーツマーケティング・ビジネスの更なる拡大を目指します。
世界のスポーツマーケティング市場は、オリンピックやサッカー・ワールドカップなどのメジャーイベントの貢献に加え、スポンサーシップや放送権ビジネスの伸長により、今後も年率平均5%程度の成長が続いていくと当社は見ています。また、フランスを含むEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ地域)は、世界のスポーツマーケティング市場の約38%を占めています。
今後当社グループは、その強みであるスポーツマーケティング・ビジネスを同地域でもさらに多角的に展開していくことで、成長戦略を加速させていきます。
なお、本件が当社の2016年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。
※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、10のグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10のブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Brand Agencies)、Dentsu media、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeumを指します。
【ケネオ社の概要】
社名:KENEO SAS
本社所在地:フランス・パリ市
設立:2008年4月
株主構成:株式取得後、電通イージス・ネットワーク 100%
収益(Revenue):5,759,000ユーロ(約6.5億円)(2015年12月期)
代表者:Edouard Donnelly (Chairman)
Franck Ladouce (CEO)
Vincent Batigne (Deputy CEO)
従業員数:30名
事業内容:スポーツマーケティング領域全般のサービスを提供