「Nintendo Switch」は3月3日発売
人気ソフトも続々
2017/01/18
任天堂は1月13日、江東区の東京ビッグサイトで報道関係者や業界関係者に向け、家庭用据置型テレビゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドー スイッチ)」のプレゼンテーションと体験会を開催した。
冒頭、君島達己社長は「昨年10月に公開した発売予告ビデオは、世界中の多くのファンに視聴され好評だった」とプレゼンテーションを始めた。同機はテレビにつないで遊ぶゲーム機だが、本体にも画面があり、外出先でもプレーが可能。遊び方を多様化できるとアピールした。3月3日に日米欧などの主要国で同時発売し、値段は日本で2万9980円だと発表すると会場からどよめきがもれた。1月21日から予約の受付を開始する。
スイッチは、テレビ、テーブル、携帯の各モードの3パターンでプレーできる。オンラインで対戦ゲームもでき、同サービスを今秋までは無料とすることや、原則として販売地域ごとのリージョンロックをかけない方針も表明した。これにより各地域のゲームソフトが遊べることになる。
スイッチの開発を主導した高橋伸也常務執行役員ら担当者からは、詳細な説明が行われた。同機は、「ファミリーコンピュータ」や「ゲームボーイ」「スーパーファミコン」など、これまでの同社のゲーム機のDNAを受け継ぐとともに、コントローラー「ジョイコン」に「HD振動」という新機能を持たせた。コントローラを持つ手に、さまざまな感触を伝えることができる。この特徴を生かしたソフト「ワンツースイッチ」では、「ガンマンの早撃ち競走」や「ホットドッグの大食い競走」などの体感ゲームができる。
注目のソフトは、3月の本体発売と同時に人気シリーズ「ゼルダの伝説」の最新作を、「スーパーマリオ」の最新作を今冬に発売すると明らかにした。その他、今夏に「スプラトゥーン2」を発売予定で、「ドラゴンクエスト」やサッカーゲームも計画されるなど、現在約50社が80あまりのゲームを開発中だという。ステージにはソフト制作会社の幹部が登壇し、スイッチへの期待感を示した
プレゼンテーション終了後、会場を移して体験会が実施された。大がかりな演出が施された会場では、新作がいち早く体験できるとあって各コーナーに順番待ちの行列ができた。
体験会は14、15の両日、一般にも公開され、発表を待ちかねた多数のゲームファンでにぎわいをみせた。
公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/