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東京オリンピック3年前 

都民広場で大型イベント開催

2017/07/26

    東京オリンピック開幕3年前の7月24日、東京・新宿区の都民広場で「東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアーフェスティバル ~みんなのTokyo 2020 3 Years to Go!」(主催=東京都、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、日本オリンピック委員会、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会)が開かれた。

    フラッグツアーは東京大会の機運醸成を目的に、各地にオリンピック・パラリンピックの両フラッグをアンバサダーらが持ち回るツアー。2016年10月に小笠原村からスタートし、東京都内62区市町村と東日本大震災で被災した東北3県(岩手県、宮城県、福島県)を巡回。各地でフラッグ到着の歓迎セレモニーと展示が行われた。7月24日からは、競技会場所在都市をはじめとした全国ツアーを開始した。

    日も暮れた午後7時30分、東京消防庁音楽隊による東京オリンピックファンファーレでフェスティバルが幕を開けると、東京都議会棟の壁面いっぱいにプロジェクションマッピング「Tokyo Experience」が投影された。伝統や革新が共存する東京の風景や文化を、人々の表情と共に映し出し、開催都市の魅力を発信するダイナミックな映像に、多数の来場者が見入った。

    ステージには、オリンピックフラッグをささげた東京都の小池百合子知事と、パラリンピックフラッグをささげた組織委の武藤敏郎事務総長ら主催者と、来賓の丸川珠代オリンピック・パラリンピック担当相が登壇した。
    小池知事は「東京大会は復興五輪でもある。新たな災害が起こる中、各被災地にエールを送りたい。今後のフラッグツアーでも、アンバサダーの皆さんの協力を得て全国に元気を届け、3年後の開催に向け期待感を盛り上げていきたい」とあいさつした。
    丸川担当相は「3年後の今日午後8時、皆さんはその瞬間をどこで誰と分かち合っているでしょうか。今夜はその時に思いをはせ、多くの人が大会開催に関わることで、自分自身のレガシーを手にしてほしい」と話した。
    続いて、スペシャルアンバサダーのTOKIOの5人と、アンバサダーのオリンピアン・パラリンピアン計27人が続々と登壇し、これまでに回ったフラッグツアーの思い出を語り合った。

    両フラッグは7月30日にツアーが予定されている静岡県の若手アスリートへ引き渡され、2回目のプロジェクションマッピング「Power of Sports」が投影された。歴代のオリンピック・パラリンピックの記録映像で構成し、スポーツの素晴らしさや大会への期待感を表現。会場は3年前を祝うムードに包まれた。

    セレモニー終了後は、巨大な壁面を使って遊べるスポーツゲーム「TOKYO VISION GAMES」のエキシビションが行われた。テニスのテレビゲームをイメージしたもので、オリンピアン・パラリンピアンがテストマッチに挑戦。アスリートたちは大きなコントローラーを操作し、ゲームを楽しんだ。都民広場では、プロジェクションマッピングが7月25~29日の夜間、毎日計5回上映され、スポーツゲームの体験会も実施される。