東京2020パラリンピック
22競技537種目が決定
選手は最大で4400人
2017/09/07
国際パラリンピック委員会(IPC)は9月4日、アブダビで開催した理事会で、東京2020パラリンピックについて、22競技537種目の実施を決定するとともに、参加選手の上限は4400人になると発表した。
(写真は、国内のパラスポーツ大会の様子)
今回のIPCによる発表のポイントは、
・少なくとも1756人の女子選手枠を確保する。(ロンドン大会と比較して17%増)
・東京大会から新たに実施されるバドミントンでは14種目、テコンドーでは6種目が行われる。
・障がいの程度の重いアスリートの参加を増やすというIPCのコンセプトに沿い、ボッチャではリオ大会から8人増の116人の枠になる。
・陸上競技と水泳では種目が減るが、カヌー、射撃、卓球、車いすフェンシングの種目数が増える。
などが挙げられる。
今回の決定について、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長は、歓迎の意を表明した。「過去最大となる女子選手枠や、障がいの重いアスリートの出場機会の増加は、東京大会を契機にパラリンピック・ムーブメントのさらなる推進を図るIPCの戦略の表れで大変重要だ」とコメント。また、「コスト増加や会場数増加につながらないように、という意向を尊重してもらったことに感謝する」と述べた。