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<大学生・大学院生対象>電通インターンシップ2017開催レポート

2017/10/05

    電通は8、9月を中心に、東京本社・関西支社・中部支社で大学生・大学院生を対象とした。内容の異なる4件のインターンシップを実施。学生は多岐にわたる電通の業務領域を体験した。

    ■「電通インターンシップ2017 アイデアの学校」(@電通本社、鎌倉研修所)

     

    今年のキービジュアル

    8月8~10、17、18、24、26日の7日間、東京・汐留の電通本社ビルと鎌倉研修所を会場に開催され、大学生から大学院生まで52人が参加した。

    今年は、三つの各コースの責任者となる座長が代替わりし、カリキュラム内容も全て一新された。

    コンセプトは「アイデアは君のみかた。」。上記のロゴは、「既存の要素の組み合わせ」からアイデアが生まれる様子を表現している。

    3コース合計52人が参加

    52人の参加者は、当社クリエーティブ・ディレクターでCMプランナーの岡野草平氏による「映像と言葉で心うごかすコース《ストーリー発想》」、クリエーティブ・ソリューション・ディレクターの小布施典孝氏による「あの手この手でその手があったかコース《ビジョン発想》」、プランナーの尾上永晃氏による「つくってひろげるコース《プロトタイプ発想》」の3コースに分かれ、各コースが競い合いながら、講義・演習・合宿を通してアイデアに関わる発想を広く学んだ。

    さらに、今年は初めて電通デザインサマースクールと合同の講義・演習も実施された。デザイン思考の学生と共にアイデアを発想することで新たな刺激となり、活発な議論が行われた。

    講師の話に笑みがこぼれた瞬間

    アイデアの学校は1988年に開始した電通クリエーティブ塾を前身とし、これまでさまざまな業界に数多くのクリエーター、プランナーを輩出してきた。必ずしも広告業界人にならなくても、「アイデアを考える」ことの苦しさ・面白さを学んだ経験を社会に出た際に役立てることを目的としている。

    ■「電通デザインサマースクール」(@電通本社、鎌倉研修所)

    今年のキービジュアル

    2017年8月8~10、14、15、23~24、26日の8日間、大学でデザインを学ぶ学生に向けて第6回「電通デザインサマースクール」が東京・汐留の電通本社ビルなどを会場に開催された。

    デザインを学ぶ大学生・大学院生15人が参加

    校長のクリエーティブ・ディレクター高草木博純氏を初め、当社のクリエーティブ・ディレクター、アートディレクターなど第一線で活躍する社員を講師に迎え、15人の学生たちが講義・演習、合宿を通じて「これからのデザイン」を見いだすために、課題制作に打ち込んだ。

    エントランスに展示された15人の卒業制作「ワンコインショップ」
    エントランスに展示された15人の卒業制作「ワンコインショップ」

    集大成となる卒業制作として「ワンコインショップ」をテーマに企画・制作された。学生たちの思い思いの作品は8月22~25日の4日間、電通本社ビルのエントランスで販売され、毎日の売り上げや購入者によるレビューの満足度を競い合った。

    ■「電通クリエーティブ塾関西(クリ塾)」(@電通関西支社)

     

    今年のキービジュアル

    電通クリエーティブ塾関西(通称:クリ塾)は、辻中達也統括クリエーティブ・ディレクターを塾長にして、今年も21人の塾生を迎えて、7~9月の毎週金曜日、3時間12回とたっぷりの講義が実施された。

    授業風景

    テーマは一貫して「アイデアの出し方」だが、そのフィールドを、CMやポスターに限らず、デジタル、ビジネス、グローバルとさまざまに広げている。

    また、塾のムードは、実際の関西支社のクリエーティブに近づけるようにしている。つまり、アイデアが生まれやすい自由でアットホームな雰囲気。

    おでこに付箋を貼り付けディスカッション中

    卒塾後は、楽しく熱かった毎週金曜日が忘れられずに「クリ塾ロス」になる学生たちが、毎年のようにいるようだ。さて、今年はどうなるのだろうか。

    ■「電通ワカモンインターンシップ中部」(@電通中部支社)

     

    今年のキービジュアル

    2017年9月4~11日の6日間、大名古屋ビルヂング(名古屋)で開催。

    昨年に引き続き、若者のリアルな実態に迫り、若者と社会のより良い関係性の構築を目指すプランニング&クリエーティブユニット「電通ワカモン」が企画・運営をプロデュース。中部支社のオフィス移転後、初となる今回のインターンシップでは、北は北海道から南は九州まで、全国各地の学生が22人日本のど真ん中、ここ名古屋に集まった。

    全国各地から、合計22人のインターンシップ生が参加

    インターンシップのコンセプトは、「ココロを動かす教室」。電通ワカモンが持つノウハウを積極的に取り入れ、現場社員によるココロを動かすための講義・演習を展開した。

    授業風景

    最終日には、よりリアルな広告会社のプレゼンテーションを体験してもらうために、実際に当社のクライアントから課題を出していただき、22人それぞれが本気の個人プレゼンテーションを実施。事後アンケートでは、満足度が100%という結果に。6日間で学んだ課題設定・解決案を考えるスキルをベースに、“ココロを動かす”ことの魅力や面白さを学んだ。