佐々木希さんが、「秋田の魅力発信」
編集長に就任!
2017/11/22
秋田魁新報社は11月17日、東京・千代田区の日本プレスセンターで、女優・佐々木希さんの「秋田の魅力発信」編集長就任式を開催した。「秋田魁新報」は、明治7年創刊の秋田県の日刊新聞で、発行部数は23万部。県内普及率は約54%に達する。
同紙は、2014年7月2日に発行した創刊140年記念特集号「元気まで届ける新聞」で、同県出身の女優・佐々木さんを、等身大で紙面に掲載する画期的な企画を展開。第35回新聞広告賞新聞社企画部門で入賞するなど、大きな話題となった。
佐々木さんは、それをきっかけに「秋田のために何かをしたい」「県の魅力をたくさんの人に知ってほしい」という熱い思いを持つに至り、今回、“秋田の魅力発信編集長”に就任する運びとなった。
同社の140年を超える歴史の中で、外部の著名人に“編集長”を委嘱するのは初の取り組みとなる。
冒頭、小笠原直樹社長は「秋田は美人の国といわれるが、中でもとびきりの美人の佐々木さんに編集長にお願いすることになった。県には、地方特有の問題や課題もあるが、多くの観光資源がある。佐々木さんには、四季折々の伝統的な祭りや民俗芸能、郷土料理を取材してもらい、県内外に元気を発信してもらいたい」とあいさつした。
会場に駆け付けた佐々木さんは「私の大好きな故郷のPRができて、とてもうれしい。その魅力を思う存分知らせたい。」と笑顔であいさつ。小笠原社長から、委嘱状と名刺・腕章を贈られた。
佐々木さんは「秋田に帰ると、いつも雰囲気が温かくてホッとする。そこでパワーチャージして、東京で仕事を頑張る。実家では秋田魁新報を読んでいるので、家族も編集長就任を喜んでくれると思う。秋田の魅力を掘り下げて全国のみなさんに伝えたい」と“秋田愛”を語った。小笠原社長は、「佐々木さんの思いを聞き、編集長を依頼して良かったと思う。地域に寄り添い、佐々木さんの感性とセンスで記事にしてほしい」と期待感をにじませた。
会場では腕章を着けた佐々木さんが、新橋にある秋田郷土料理店「雪の華」の「しょっつる鍋」を初取材。経営者の関本洋子さんに秋田弁を交えて、鍋の由来や作り方を聞き、写真撮影も行った。試食すると「しったげうめぇ(ものすごくおいしい)。最高!」と満面の笑みで場を和ませた。
記念撮影のサプライズで、国の重要無形民俗文化財「なまはげ」が登場すると「すごい迫力!」と喜び「しょし(恥ずかしい)けど、秋田のPR頑張る!」と意気込んだ。
佐々木さんは12月以降、自然や食文化、伝統工芸品だけでなく、少子高齢化や人口減少などの課題についても取材を実施。その成果は、順次紙面で掲載する。また、取材の様子も、同紙電子版の特設コーナーやSNSを通して配信する予定だ。
秋田魁新報 電子版:http://www.sakigake.jp/