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消費者が選ぶ「JAA広告賞」、今年の受賞作がついに決定!

2017/12/15

    日本アドバタイザーズ協会(JAA)は12月14日、第56回「JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」の結果を発表した。対象作品は2016年10月1日から17年9月30日までに掲載・放送・掲出された広告。

    同広告賞の特徴は、審査に広告関係者を含まず、「一般消費者」による審査で受賞作が決定されること。112人の一般消費者審査員が約1カ月間にわたり選考を行った。

    「新聞」「雑誌」「テレビ」「ラジオ」「デジタル」「屋外・交通」の6部門に寄せられた応募総数は1337点。その中から70作品が入賞し、さらに部門別のJAA賞グランプリ6点、経済産業大臣賞1点が選ばれた。また、グランプリ6作品に携わった企業または個人にはベストパートナー賞が贈られる。

    審査委員長を務めた青山学院大学の芳賀康浩教授は、受賞作の傾向について「今年は家族・親子の絆をテーマにした広告が多く、高く評価された」と総括した。

    受賞一覧はこちら(PDFファイル)。各賞は次の通り。


    【新聞部門グランプリ】パナソニック「無電化地域に折り重なる問題へ、太陽の力を」
    【ベストパートナー賞】クリエイターズグループMAC

    【新聞部門グランプリ】パナソニック「無電化地域に折り重なる問題へ、太陽の力を」

    ■ビジュアルもコピーも折りたたむことで変化するので、二重に楽しめる。新聞の大きさも生かした素晴らしいアイデア。写真と言葉のマジック。(選考委員:女性)


    【雑誌部門グランプリ】木楽舎「ブサイク野菜の美しい季節料理」
    【ベストパートナー賞】華道家 前野博紀/ビーコンコミュニケーションズ

    【雑誌部門グランプリ】木楽舎「ブサイク野菜の美しい季節料理」■「廃棄野菜を食卓へ」のメッセージがビジュアルを通じてシンプルに伝わってくる。色使いもきれいで、芸術なのにしかも食べられるなんてすごい。(選考委員:男性)


    【テレビ部門グランプリ】大塚製薬「『夢の背中』編」
    【ベストパートナー賞】博報堂/catch/ENOAD/AOI Pro.

    【テレビ部門グランプリ】大塚製薬「『夢の背中』編」■映画のようなストーリー性とメッセージ性があり、頑張る人と支える人の双方の目線がうまく表現されている。何回見ても涙が出る。(選考委員:男性)


    【ラジオ部門グランプリ】味の素「『あたしん家のお母さん(母の日限定CM)』編」
    【ベストパートナー賞】電通/大日

    【ラジオ部門グランプリ】味の素「『あたしん家のお母さん(母の日限定CM)』編」■子どもたちの言葉がほほえましくもあり心が温まる。子どもは親のことをよく見ているもので、自分も先日、同じことを子どもに言われたばかり。(選考委員:女性)


    【デジタル部門グランプリ】サントリーホールディングス「働くって、いいもんだ。THE LAST TRAIN」
    【ベストパートナー賞】東京地下鉄/電通

    【デジタル部門グランプリ】サントリーホールディングス「働くって、いいもんだ。THE LAST TRAIN」■重くとらえられる定年を明るく取り上げていて心に残った。「働くって、いいもんだ」のメッセージを見て、今日も仕事を頑張ろうと会社に向かった。(選考委員:男性)


    【屋外・交通部門グランプリ】NTTドコモ「スマホ専用トイレットペーパー」
    【ベストパートナー賞】東急エージェンシー

    【屋外・交通部門グランプリ】NTTドコモ「スマホ専用トイレットペーパー」■世界一清潔な国・日本というイメージを生かしている。空港だけでなく、駅やアミューズメント施設にも欲しいな。(選考委員:女性)


    【経済産業大臣賞】キヤノンマーケティングジャパン「『写真っていいね』 Aタイプ編」

    【経済産業大臣賞】キヤノンマーケティングジャパン「『写真っていいね』 Aタイプ編」

    ■写真が親と子の人生を振り返る一つのアイテムになっていることがフィーチャーされていて、写真の大切さが伝わる素晴らしいCM。直視できないほど感動した。頭から離れない。(選考委員:男性)