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平昌オリンピック 
日本代表選手団の結団式・壮行会開催

2018/01/26

    日本オリンピック委員会(JOC)は1月24日、第23回オリンピック冬季競技大会(2018/平昌)日本代表選手団の結団式・壮行会、記者会見を、東京・大田区総合体育館で開催した。
    同大会は2月9~25日の17日間、韓国の平昌郡を中心に7競技102種目が行われる。

    ■ 結団式

    秋篠宮ご夫妻を迎えて始まった式で、JOCの竹田恆和会長は、大会には選手123人と監督・コーチなど144人の計267人を派遣すると表明し「選手は、これまで培ってきた自己最高のパフォーマンスを発揮し、正々堂々と全力で競技に挑んでほしい。平昌での活躍は、2020年東京大会を目指す選手へのエールにもなる」と話し、団旗が旗手代行を務める髙梨沙羅選手(スキー/ジャンプ)に授与された。

    秋篠宮さまは「競技における素晴らしい活躍を期待するとともに、現地の風土に親しみ、世界中から集う人々と交流を深め、スポーツを通じた国際親善に努めてほしい」とあいさつされた。
    韓国の李洙勲駐日大使は「大会スローガンは“ひとつになった情熱”だ。平昌、東京の両大会をきっかけに、両国が心を一つにすることを願っている」と祝辞を述べた。
    主将の小平奈緒選手(スピードスケート)は「平昌から東京へ勇気と感動を届け、未来への希望となれるよう、チームジャパンが一丸となり精進することを誓う」と決意表明した。

    ■ 壮行会

    結団式と同様、メインアリーナで行われた壮行会には、代表選手団約100人をはじめ、JOC関係者や地元の小学生、一般来場者ら計約4000人が参加し、にぎやかに実施された。
    安倍晋三首相は「20年前の長野オリンピックは、日本中を感動させた。選手皆さんの平昌での活躍と、それが2020年東京大会への弾みとなることを期待する」とビデオメッセージを寄せた。

    会には、応援団長の松岡修造さん、MCの平井理央さん、応援サポーターの小島瑠璃子さん、ゲストオリンピアンの小塚崇彦さんが登場。軽快なトークと進行で会場を盛り上げた。
    応援プログラムでは、大田区立蒲田小の児童によるリレーメッセージやキッズダンサーのパフォーマンス、さまざまな人からの応援映像上映などで選手団を激励した。

    アーティストのAIさんのライブで、会場は最高の盛り上がりを迎えた。2曲目の「ハピネス」では、AIさんの呼び掛けで選手団全員がコートに降壇し合唱。
    選手たちは「素晴らしい応援で、元気と勇気をもらった」「平昌で、ぜひこのお返しをしたい」などとコメントし、感激の面持ちだった。
    最後は観客が一体となり「冬を燃やせ!」「がんばれ!」「ニッポン!」の唱和で選手を送り出した。

    ■ 記者会見

    会見には、齋藤泰雄団長(JOC副会長)、伊藤秀仁総監督、小平主将の3人が出席した。
    齋藤団長は「大会には最強の布陣で臨む。必ずや良い結果が出せると思う」と、メダル獲得に意欲を示し、伊藤監督は「今日のイベントで、開幕が迫ってきたと実感している。自国開催のつもりで頑張りたい」とコメント。
    小平主将は「日本代表のテーマは“百花繚乱”。多くの選手が、それぞれの競技で花を咲かせてほしい」と語った。

    JOC公式サイト:
    https://www.joc.or.jp/