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平昌オリンピック開幕 
冬季大会史上最多の国・地域が参加 
日本代表、序盤でメダル獲得!

2018/02/13

    2月9日、平昌オリンピックが開幕した。
    (写真=フォート・キシモト)
    韓国でオリンピックが開催されるのは30年ぶりで、アジアで冬季大会が開催されるのは3度目になる。

    大会には冬季オリンピック史上最多の92カ国・地域から、約2900人の選手が参加し、25日までの17日間、7競技102種目でメダルが争われる。
    大会スローガンは「Passion. Connected.」(つながる情熱)。

    競技では、スピードスケートの男女マススタート、スノーボードの男女ビッグエア、アルペンスキーの混合団体、カーリングの混合ダブルスの計6種目が新たに採用された。

    日本は、選手123人と監督・コーチなど144人の計267人を派遣。

    関連記事:平昌オリンピック  日本代表選手団の結団式・壮行会開催[2018.01.26]
     

    日本は4日目を終えて、モーグル男子で原大智選手が銅メダル、スピードスケート女子1500メートルで髙木美帆選手が銀メダル、ジャンプ女子で髙梨沙羅選手が銅メダルを獲得し、幸先のいいスタートを切った。

    その他、葛西紀明(スキー・ジャンプ)や、小平奈緒(スピードスケート)、渡部暁斗(ノルディックスキー複合)、羽生結弦(フィギュアスケート)、平野歩夢(スノーボード)らの有力選手にメダル獲得の期待が高まっている。
    また、平昌での日本代表の活躍は、2020年東京オリンピックの機運を高めるものとして注目されている。

    ■ 開会式

    平昌オリンピックスタジアムでは、午後8時から開会式が行われ、日本からは安倍晋三首相が出席した。
    五輪をイメージした五角形の会場では、5人の子どもたちが、過去から未来を旅するというストーリーに沿って、伝統舞踊やヒップホップダンス、歌唱、花火や炎のショーなどさまざまなテクノロジーを使ったライブ感のあるパフォーマンスを繰り広げた。
    選手入場で日本は62番目に登場。旗手の葛西選手を先頭に、元気に行進し笑顔を振りまいた。

     

    特例参加の北朝鮮は、韓国の選手団と共に「コリア」として入場。両国は南北合同チームを組み、女子アイスホッケーを戦う。ドーピング問題で参加が認められなかったロシアからは、OAR(Olympic Athlete from Russia)として約170人の選手が個人資格で出場する。

    聖火リレーの最終走者は、南北の女子選手で、聖火台の下で舞う元フィギュアスケート選手のキム・ヨナさんに引き継がれた。キム・ヨナさんの点火により炎の輪が上昇し、韓国の伝統的な磁器である白磁のつぼをイメージした聖火台に火がともると、会場はクライマックスを迎えた。

    開会式に出席した、東京2020組織委の武藤敏郎事務総長は「LEDとテクノロジーを駆使したパワーのある演出が印象的で、素晴らしい平和の祭典だった。およそ900日後に世界のアスリートを迎えることへの思いが増した。平昌大会のスローガンの通り、この熱気を東京にしっかり引き継いでいきたい」とコメントした。

    尚、NHK総合で生中継された開会式の平均視聴率は28.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録した。

    大会公式サイト:
    https://www.pyeongchang2018.com/jp/