JUJUの新曲「東京」MV
「号泣MV」270万回再生を突破
2018/02/28
ソニー・ミュージックエンタテインメントは1月18日、歌手のJUJUさんの新曲「東京」のミュージックビデオ(MV)を公開した。公開以降、「うかつに見てはいけない泣きMV」としてユーチューブやSNSでの反響がやまず、公開から3週間で200万回再生を突破。2月28日時点で278万回再生を記録している。
同作は、上京して夢を追いかける娘と田舎に住む父の姿を描き、「親子の別れ」に焦点を当てたドラマ仕立てのMVだ。ユーチューブやSNSでは「初めてMVで泣いた」「父から娘への無償の愛があふれた作品。何度も聴いては涙します」など感動のコメントが多く寄せられ、さらなる注目を集めている。大切な人とのすれ違いという多くの人が経験のある事象を描いているためか、幅広い視聴者から共感を呼んでいる。
監督の萩原健太郎氏と電通のプランナー有元沙矢香氏には「父との別れ」という共通の体験があった。2人の体験が基となり、この企画に携わった人たちの大切な人との別れや親との関係に関するさまざまなエピソードが集まったという。
萩原監督は「楽曲の世界観に溶け込むことを念頭に、忙しい毎日の中で本当に考えないといけないことに気付くきっかけになる作品にしたいと思った」と話す。
有元氏は同曲を初めて聴いた時のことを振り返り「思い出したのは、父のこと。7年前、東京で働き始めたばかりの私は父の病気の進行を知らず、死に目に立ち会うことができなかった。しかし、その後感じたのは後悔ばかりではなく、亡くなった父がそばにいて背中を押してくれているような不思議な感覚だった。“「さよなら」は別れじゃなくて果てしない愛の約束”。この歌詞が自分のことのように感じられた。東京で大切な人と離れて暮らす人が、その人を思うきっかけになったり、たとえ亡くなっていても、それが別れではないと背中を押せるものになっていたらうれしい」と語った。
本作を含め、同チームがMVを制作した3曲が収録されたアルバム「I」は、2月21日に発売。動画の話題化も寄与し、ウイークリーチャート1位を達成した。
公式MV: