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平昌パラリンピック 
日本代表結団式・壮行会を開催

2018/02/28

    日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)は2月26日、平昌冬季パラリンピック(3月9~18日)に派遣する日本代表選手団の結団式・壮行会を、東京・港区の虎ノ門ヒルズで開催した。
    団長は、冬季パラリンピックにおける日本人初の金メダリストである大日方邦子氏(電通パブリックリレーションズ)、主将は須藤悟選手(アイスホッケー)、旗手は村岡桃佳選手(アルペンスキー)。

    ■ 結団式

    秋篠宮ご夫妻を迎えて始まった式で、JPCの鳥原光憲会長は、大会には代表選手38人とスタッフなど48人の計86人を派遣すると表明。「過去の大会を超えるメダルを目指し、パラリンピックムーブメントの盛り上げに貢献してほしい。皆さまの熱い応援をお願いする」と話した。日本選手はアルペンスキー、クロスカントリースキー/バイアスロン、スノーボード、アイスホッケーの5競技に出場する。

    ステージでは、国旗が鳥原会長から大日方団長を経て村岡旗手に授与された。
    秋篠宮さまは「健康に留意され、日ごろの成果を存分に発揮してほしい。また、開催地の文化に親しむとともに、他国の選手と交流し国際親善に努めてください」とあいさつされた。
    大日方団長は「全員が力を出し切れば、目標は必ずかなうと思う。冬季スポーツを盛り上げ、2020年東京大会につながる重要な大会だ。クリーンでフェアな戦いをしてきます」と述べ、須藤主将は「周囲の期待の高まりを感じている。多くの人がパラリンピック競技に興味を持ってくれるように力を尽くしたい」と決意表明した。

    ■ 壮行会

    選手たちは、明治学院大の応援団の先導により笑顔で入場した。
    安倍晋三首相は「20年前の長野パラリンピックで、大日方選手が初の金メダルを獲得したのを今でもはっきりと覚えている。選手が全力で戦う姿は、多くの人に感動と勇気を与え、その活躍が、将来のパラリンピック選手を生むと確信している。最高のパフォーマンスを見せてください」とメッセージを寄せた。

    ステージでは、応援団やチアリーダーによる激励パフォーマンスが行われた他、平昌オリンピックで活躍した日本選手からの応援メッセージや、選手に縁のある友人・知人たちからの応援映像が上映され、終始和やかな雰囲気の中、選手たちもリラックスした様子で会を楽しんでいた。
    大日方団長は「多くの方の話から、パラリンピックが社会を変える力を持っていると認識した。オリンピックでの日本選手の活躍の次は、私たちの番だ。たくさんの応援を力に戦い、笑顔で帰国したい。行ってきます!」と謝辞を述べた。

    ■ 記者会見

    会見には、大日方団長、中森邦男副団長(JPC事務局長)、須藤主将、村岡旗手が出席した。
    中森副団長は「今回の代表団は、新人とベテランがミックスしたバランスのいいチームだ。開会式翌日のアルペンスキー・ダウンヒルやバイアスロンで第1号のメダルを獲得して波に乗り、前大会を超える成績を残したい」と抱負を述べた。