観劇の祭典「Hibiya Festival」
GWはエンターテインメントの聖地へどうぞ!
2018/05/01
東京・千代田区の日比谷エリアをエンターテインメントの聖地として盛り上げようと、観劇の祭典「Hibiya Festival」(主催=三井不動産、日比谷エリアマネジメント 協力=帝国ホテル、東宝、ニッセイ文化振興財団〈日生劇場〉、ニッポン放送他 )が4月26日から始まった。
同エリアには、多くの劇場や映画館が集中し、古くは明治期に華やかな社交が繰り広げられた鹿鳴館があったなど、エンターテインメントの中心地として知られる。
今回、同エリア全体で観劇を身近に体験してもらうイベントとして、フェスティバルを開催する。
期間は、ゴールデンウイーク中(5月6日まで)をメインに、5月20日までの25日間。
3月29日に開業した「東京ミッドタウン日比谷」では、演劇やダンス、舞踊、ミュージカル、オペラなどさまざまなステージを開催するとともに、周辺施設の協力で、本格的なオペラやダンスなどのショートステージを無料で楽しめる。
帝国ホテルや日比谷公園などでの催しも予定され、日比谷エリアがエンターテインメントに染まるフェスティバルだ。
26日、東京ミッドタウン日比谷のステップ広場ではオープニングが行われ、演出家・宮本亜門さんがプロデュースした一夜限りの特別ショーが披露された。
ショーの主人公は、大人の世界に憧れる1人の少女。少女は恋をして、音楽やダンスなどのエンターテインメントに酔い、人生の痛みを知りながらも未来に向けて成長していく。
ステージでは、古き良き時代の舞踏会に始まり、モボ・モガやビッグバンドジャズ、太陽族、ディスコ、ヒップホップから近未来まで、それぞれの時代を代表する音楽とダンスが披露された。
ストーリーテラーは、俳優の大澄賢也さんが務め、シンガー・ソングライターの中川晃教さんや、ゴスペルシンガーの鈴木瑛美子さんらも出演。総勢約50人のダンサーの見事なパフォーマンスとともに、集まった観衆を魅了した。
ショーが大団円を迎えると、広場の中央に設置された巨大な女の子のシンボルオブジェ「Flora(フローラ)」が覚醒。立ち上がり目を開けることで、主人公の少女が夢から覚めたことを表現しフィナーレとなった。
フローラは現代美術作家のヤノベケンジ氏の作品で、期間中に特別な演出が見られるナイトショーが行われる。
宮本さんは「日比谷は、初めて演出の仕事をした思い出の場所。人を喜ばせ、楽しませ、つなぐなどあらゆることを学ばせてもらった。皆で日比谷を盛り上げていきましょう」とあいさつした。