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東京オリンピック開幕2年前
カウントダウンイベントなど開催

2018/07/27

    東京2020組織委と東京都は、2020年東京オリンピックの開幕2年前の7月24日、墨田区の東京スカイツリータウンで「みんなのTokyo 2020 2Years to Go!」を開催し、カウントダウンセレモニーやボランティアPRイベントなどを実施した。
    同所では、大会ゴールドパートナーの日本生命保険も「みんなの2020 全国キャラバン」(共催=組織委)出発式を行った。

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    ■ カウントダウンセレモニー

    セレモニーには、主催者の組織委から御手洗冨士夫名誉会長、森喜朗会長、小池百合子都知事、来賓として日本オリンピック委員会の竹田恒和会長、2028年大会開催都市・ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長らが、それぞれ大会へのメッセージを書いた記念提灯を手に登壇した。
    “みんなが関わる東京大会”と書いた鈴木俊一大会担当相は「大会成功には、国民の皆さん一人一人が、大会を自分ごととして思ってもらうことが大切」とあいさつ。
    ガルセッティ市長は「私たちは、東京と同じ夢を共有している。ロサンゼルスのリトルトーキョーでも2020大会のカウントダウンイベントを行っている。東京の幸運を祈るとともに、2028年はロサンゼルスで会いしましょう」と話した。

    ステージには、柔道・金メダリストの野村忠宏さんや、水泳の池江璃花子選手、体操・金メダリストの加藤凌平選手らが登場。地元の小学生約100人も提灯パレードで入場し、会場が一段と華やかになる中、巨大提灯が点灯すると同時に、スカイツリーもオリンピックカラーの特別ライティングで染まった。
    当日は、東京タワーや函館市の五稜郭タワー、横浜マリンタワー、京都タワー、福井県の丸岡城など14カ所でも特別ライトアップが実施された。
    セレモニーの最後は、オリンピアン、アスリート、来場者が共に「東京五輪音頭」を踊りながら大会2年前を祝った。

    ■ ボランティアPRイベント
    2020年大会では、会場や関連施設で運営に携わる「大会ボランティア」約8万人、空港や駅などで観光客の案内を担う「都市ボランティア」約3万人の計約11万人が必要とされ、今年9月中旬から募集開始を予定している。

    ステージには、オリンピアン(水泳)の寺川綾さん、パラ水泳のメダリスト・山田拓朗選手、お笑い芸人の小島よしおさん、ボランティア経験者が登壇しトークを繰り広げた。
    東京パラリンピックに出場すれば5回目の大会になる山田選手は「どの大会のボランティアも、アスリートへのリスペクトを持って接してくれた。国によってカラーが違うのも面白い」、寺川さんはロンドンオリンピックを例に「ボランティアはどこでも積極的で、自分たちも楽しもうという姿勢が目立った」と語った。
    小島さんは「学生らの参加が多ければ、大会により活気が生まれる」と若者世代に期待を寄せた。

    ボランティア経験者は「自分たちが大会を支えているという気持ちが大切」「障がいがあっても、仲間と助け合いながら活動できる」「一期一会の楽しみは何ものにも代えがたい」など魅力を語り、小島さんも「この暑さも関係ね~!」となじみのギャグでボランティア参加を呼び掛けた。

    スカイツリータウンではこの他、大会パートナー企業や関連自治体がPRブースを出展したり、競技体験コーナーの設置や打ち水イベントを行うなど、1日中来場者でにぎわった。また、会場関連自治体などは8月にかけて2020大会の機運醸成イベントを各地で実施するなどオールジャパンで盛り上げを図る予定だ。

    「みんなのTokyo 2020 2Years to Go!」公式サイト:
    https://tokyo2020.org/jp/special/2yearstogo/